「パワースコア」上昇率ランキングの算出方法
「パワースコア」は、株式会社アーキテクトが2024年8月に実施したタレントパワーランキングの最新調査での10代から60代の男女の回答における認知度(名前も顔も知っている)と誘引率(「もっと見たい、もっと知りたい」という関心を示す指標)の数値から算出しました。上昇率ランキングは、対象となっているすべてのタレントの中で、前回調査(2024年5月度)と比べてパワースコアの上昇が大きかった順に並べたものです。
【総合】
【女優・女性タレント】
このトロフィーはドラマのスタッフ全員でいただいたと思っています
──タレントパワーランキングの8月度調査で、松本さんが全ジャンルのタレントの中で前回の5月度調査と比べてスコアの上昇が1位でした。女性1位、女優部門1位でもあります。
ありがとうございます。 驚きですね。確かに今年は、いろいろなお仕事をさせていただいて、SNSのコメントにも以前と比べて応援の言葉が増えましたし、いろんな方に松本若菜を知っていただく年になったなと思います。信じられない思いも強いですが、感謝でいっぱいです。
──7月クールの主演ドラマ『西園寺さんは家事をしない』に注目していた方が多かったことが、スコア上昇につながったようですね。
8月のタレントパワーランキングで上昇率1位になったと最初にうかがったときに、間違いなく、『西園寺さんは家事をしない』を通じて、みなさんが何かを感じて、松本若菜にも関心を持ってくださったというのが大きかったんだろうなと思いました。そのときのスタッフ全員でもらったトロフィーだなと思っています。
──今改めて振り返ると、『西園寺さんは家事をしない』で主演して、どのようなことを感じましたか。
私が演じた西園寺さんという女性は、すごいパワフルで前向きで、やりたいことをやらないと気が済まないという人で、まわりの人たちを巻き込んでしまうんですが、巻き込まれた人たちも「西園寺さんだから、しょうがないよね」っていうふうに思えるという部分を持っている人です。お芝居のテンポも早いし、バタバタと動きながら、ものすごく大量のセリフをしゃべっていたりもするので、私もかなり高いカロリーを使う役ではあったのですが、ドラマを通していろいろな人に刺さる言葉が多かったみたいですね。脚本の方たちや、ほかのスタッフの方たちとみんなで作った西園寺さんではありますが、いろんな方から「元気をもらってます」っていうような言葉をもらうたびに、自分が演じている役がそうやって誰かの背中を押すことになるというのは、すごく素敵なことだなと思いました。
──そして、夏に続き秋も2クール連続で主演という初めてのチャレンジでした。
『西園寺さんは家事をしない』のクランクアップからすぐに、『わたしの宝物』の撮影に入らないといけない状況だったので、自分の中でも西園寺さんを一回完全に忘れないといけなくて。
──どのように気持ちを新しいドラマに切り替えようとしたのですか?
何もしない、何も考えない(笑)。西園寺さんは家事をまったくしないという役でしたが、ほんとに家事もしないようにしようと思ったり、一回、何も考えないようにして、意識的に極力、脳をあまり使わないようにしました。ぼーっとしていると次のことを考えてしまうので、なかなか難しかったですけど、すぐに撮影に入ったことで逆に、集中力が途切れなかったという部分では、ありがたかったなと。
──この秋の『わたしの宝物』は、幼なじみとの子を夫の子どもだと偽って育てるという、『西園寺さんは家事をしない』とはまったくタイプの違う主人公でした。
私は結構切り替えが上手なほうなんですが、今回の役は4カ月間を通してグーッと入り込むような役だったので、ちょっと気持ちが一緒に引っ張られるような感じもあって、そういう感覚は初めてでした。それだけ役に入れたのかなって。大変ではありましたが、周りの人たちに恵まれているので、そういう方たちの力を感じながら演じました。この半年間の2つのドラマはわかりやすく陽と陰の役だったので、いろいろな一面を見てもらえたかなと思います。『西園寺さんは家事をしない』以降に私のことを好きになっていただいた方々に、「松本さんって、こういう役もできるんだ」と知ってもらえたのが、うれしかったです。
──上半期を含めて、2024年はどんな1年でしたか?
怒涛のように過ぎました(笑)。でも、たとえば、「このシーンって10月に撮ったんだよ」と言われると、「まだ2カ月しか経っていないの?」と思って、もっと前に撮った気がしたので、毎日が流れているんじゃなくて、しっかり向きあってきたからこそ、そうやって思い出にも残っているんだろうなと。ただただ過ぎ去るような1年ではなく、毎日を大切にすることができていたんだなと感じました。
世間での「松本若菜のイメージ」のデータを見た感想
──タレントパワーランキングではパワースコアのほかにもう1つ、そのタレントにどのようなイメージを持っているかを聞くイメージワード調査を実施しています。こちらが松本さんの最新のイメージワード調査結果です。
うれしいなあ。こんな感じに見えているんですね。「知的な」のスコアも結構あるというのが、うれしいですね(笑)。「演技力がある」と言ってくださるのも、うれしいです。
──自分自身が世間でどのようなイメージで見られているか、想像することはありますか?
想像してもできないものなので、こうやってグラフ化されたものを見ることができると、自分のことを考えるきっかけにもなります。
──今後さらにスコアを伸ばしたいワードは、ありますか?
「個性的」は、もっと伸ばしたいですね。私はずっと、個性がないと思っていましたので。ありがたいことにいろいろな役に出会って、少しずつ個性を出せるようになってきたので、「個性的」と言っていただくのは、とてもうれしいです。
──「個性」というものについて、どのようにお考えですか?
「この役で、思いっきり楽しいことをやってほしい」というチャレンジをもらえたときは、 一番自分でもその松本若菜という個性を出すことができる瞬間だと思います。自分ならこうしたいと感じたものを、演出家の方と相談しつつ、現場で出してOKをもらえて、放送したものを見てもらって「あそこのシーンがよかった」という言葉をもらうと、あの瞬間の感覚は間違ってなかったのかなと思うことができます。
2025年は趣味をみつけたい
──2025年は、どんな年にしたいですか?
ありがたいことに来年のお仕事も決まっていて、それに向けての準備もさせてもらっていますが、昔から変わらず自分の中のテーマの1つにしているのが、焦らず驕らず丁寧に、ということです。ついつい忙しくなったりすると、目の前のことを段取りでやっちゃったりすることもありますが、1つ1つのことを丁寧にしないとやっぱり自分に降りかかってくるので、来年も引き続き、1つ1つの作品を実直にやれたらいいなと思っています 。
──プライベートで、新たに始めたいことはなにかありますか?
それが、なくて(笑)。趣味をみつけたいです。不思議と私は、なにかにチャレンジするというよりも、まわりからそういうものが来ることが多いんですよ。たとえば、2~3年続いているピラティスもそうです。体を改善しないといけないというときに、いろいろな人に聞いていたら、「ピラティスはいいよ」「ピラティスの先生、いい人知ってるよ」とまわりから聞いて、だんだん自分に近づいてきたって感じです。私は、そっちの方が合っているのかなと思います。
──2025年、そういう何かとのすてきな出会いがあるといいですね。
そうですね。楽しみです。
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松本若菜(まつもと・わかな)プロフィール
誕生日 1984年2月25日
出身地 鳥取県
所属事務所 トリプルエー
公式サイト http://www.aaa-triple-a.co.jp/
公式X(旧ツイッター) https://x.com/wakana_ma
公式インスタグラム https://www.instagram.com/matsumoto_wakana
撮影/スギゾー。
文/高倉文紀
評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで女優・男優・アイドルなどの取材や分析を展開している。
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