タレントパワーランキング総合トップ10の調査方法
タレントパワーランキング総合トップ10は、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』のデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)の調査結果から算出した値です。今回のランキングは、2025年8月度に行われた調査をもとにしました。

サンドウィッチマンが3期連続の1位
総合1位は、前々回(2月度)、前回(5月度)に続いて、サンドウィッチマンです。12月24日から生放送される『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送)の24時間特別番組パーソナリティーにも決定しています。個人としては伊達みきおが10位(前回8位)、富澤たけしが11位(前回12位)で、富澤は順位を上げています。
2位も3期連続でMLB・ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平です。6月に投手として663日ぶりに登板。9月16日には史上初の「50本塁打&50奪三振」を達成しています。
3位は綾瀬はるか。前回は9位に順位を落としましたが(女性では芦田愛菜・長澤まさみに次ぐ3位)、6月~8月に放送されたドラマ『ひとりでしにたい』(NHK)で主演して注目を集め、2期ぶりに女性1位復帰を果たしました。NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』でもナレーション担当&出演しています。
朝ドラ初出演が発表された北川景子が4位に上昇
4位は前回11位だった北川景子。9月29日にスタートしたNHK連続テレビ小説『ばけばけ』に髙石あかりが演じる主人公の親戚役で出演することが発表され、注目を集めました。朝ドラ出演は初めてです。6月に主演映画『ドールハウス』が公開された長澤まさみが前回6位から順位を1つ上げて5位。10月17日には主演映画『おーい、応為』が公開されます。
6位はマツコ・デラックス。村上信五とともにMCを務めるバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日テレ系)の2時間スペシャルが10月13日に放送されます。7位には阿部寛がランクイン。9月26日に主演映画『俺ではない炎上』が公開されました。新垣結衣も7位タイ。前回10位から順位を上げています。7月からアサヒ飲料「十六茶」の新CM“16チャージ!野球場”編に出演しています。
9位には芦田愛菜がランクイン。9月公開の映画『俺ではない炎上』に阿部寛と共演しているほか、11月に公開されるアニメ映画『果てしなきスカーレット』で主人公の声優をつとめるなど、今秋は活発な活動を見せるので次回は再び順位上昇の可能性があります。
11位以下では、9月26日まで本編、10月2日まで特別編が放送されたNHK連続テレビ小説『あんぱん』でヒロインを演じた今田美桜が前回24位から14位に大きく上昇。『東京2025世界陸上』(TBS系)のアンバサダーとしても活躍しました。主演映画『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』が8月に公開された鈴木亮平は28位から17位にランクアップ。7月期の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)でヒロインを演じた小芝風花が58位から25位に順位を上げています。
上昇率1位は渡辺翔太主演映画でヒロインを演じた23歳女優
全ジャンルのタレントの中で上昇率1位だったのは、女優の畑芽育です。7月に公開された渡辺翔太(Snow Man)主演の映画『事故物件ゾク 恐い間取り』にヒロイン役で出演して、話題を集めました。10月クールは、『君はトクベツ』(MBS・TBS系)で6月に公開された映画版に続いて、なにわ男子の大橋和也とW主演しています。
上昇率・男性1位は、本田響矢。4月期ドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジ系)で芳根京子の夫役を演じて注目を集めましたが、5月度調査の上昇率ランキングでは男性18位でした。ドラマ終盤に注目の存在としてネットニュースでも取り上げられたことから、今回認知度が上昇(認知度上昇率でも男性1位)。今期の大幅スコア上昇につながりました。
そのほか、原菜乃華、眞栄田郷敦、Travis Japanの宮近海斗らもスコアが大きく上昇しました。
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評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優・アイドルなどの取材や分析を展開するほか、テレビ番組・雑誌・ネットニュースにコメントを提供。
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