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「タレントパワーランキング」2025年5月度調査(第2四半期)総合トップ10を発表!

タレントパワーランキング総合トップ10の調査方法

タレントパワーランキング総合トップ10は、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』のデータからランキングが作成されています。

パワースコアとは、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)の調査結果から算出した値です。今回のランキングは、2025年5月度に行われた調査をもとにしました。

サンドウィッチマンが前回に続いて1位

総合1位は、前回の2月度に続き、サンドウィッチマンです。4月から狩野英孝とともにMCをつとめる新番組『かのサンド』(フジ系)がスタートして、話題を集めました。個人としては伊達みきおが8位(前回7位)、富澤たけしが12位(前回8位)で、ふたりとも順位を落としていますが男性部門での順位は前回と同じでした。

2位も前回と同じく、MLB・ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。2025年シーズンが始まって日米通算300本塁打を記録するなど好調が続いていますが、タレントパワー総合1位奪還(2023年5月から前々回まで連続1位が続いていました)はなりませんでした。6月から投手での登板が再開して二刀流に復帰していますので、今後の順位が注目されます。

阿部寛が前回4位から1つ順位を上げて3位。4月期のTBS系日曜劇場『キャスター』でも主演して注目を集めました。

芦田愛菜が初の女性1位

4位にランクインしたのは、芦田愛菜です。前回11位から大きく順位を上げています。5月17日にサンドウィッチマンとMCをつとめる冠番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレ朝系)の「昭和の大阪万博SP」が放送されるなど、幅広い活躍を見せました。認知度もさらに上昇して、女性1位になりました(前回はイモトアヤコに次ぐ2位)。

2014年5月以降はずっと綾瀬はるか、新垣結衣の2人のどちらかが女性タレント1位となってきたので(この間に2人以外が2位になったことはあります)、それ以外のタレントが女性トップに立つのは11年ぶり、2014年2月度1位の浅田真央以来になります。

5位は前回3位のマツコ・デラックス。5月7日に放送された特番『徹子の部屋50年目深掘りSP 第1弾 名優&スター編』(テレ朝系)にSPサポーターとして出演しました。

6位は大泉洋。5月に公開された映画『かくかくしかじか』に出演。5月から7月まで上演された三谷幸喜演出の舞台『昭和から騒ぎ』にも出演しました。

長澤まさみが前回10位から順位を上げて、同じく6位。4月10日から6月1日まで上演された舞台『おどる夫婦』で森山未來とW主演しました。主演映画『ドールハウス』の6月13日公開に向けてテレビ出演が増えたことも上昇の要因になったようです。

9位は綾瀬はるか。大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』のナレーション(ときどき出演も)が好評で、安定した支持を集めています。6月21日から主演ドラマ『ひとりでしにたい』(NHK)が放送開始になったので、次回は再び順位を上げる可能性があります。10位は新垣結衣です。5月から明治「生のとき」の新CMに出演しています。

11位以下では、4月期ドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジ系)で主演した北川景子が16位から11位に上昇。4月に公開された映画『花まんま』でヒロインを演じた有村架純が44位から21位に上昇。NHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演している二宮和也が40位から24位に上昇しました。

上昇率1位は大河『べらぼう』でも活躍した女優

全ジャンルのタレントの中で上昇率1位だったのは、女優の小芝風花です。大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で花魁を好演して話題を集めたほか、4~5月に放送された主演ドラマ『あきない世傳 金と銀2』(NHK BS)も注目を集め、総合順位は178位から58位まで大幅にランクアップしています。また、朝ドラ『あんぱん』でヒロインの妹役を繊細に演じている河合優実もスコアが大きく上昇しています。

男優部門の上昇率1位は、ベテランのディーン・フジオカ。4月期に放送された多部未華子主演ドラマ『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(TBS系)に出演して注目度が上昇しました。

歌手・ミュージシャン部門の上昇率1位は、オーディション番組『No No Girls』出身の7人組ガールズグループ、HANA。4月にシングル『ROSE』でメジャーデビュー。Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で初登場1位となりました。

文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優・アイドルなどの取材や分析を展開するほか、テレビ番組・雑誌・ネットニュースにコメントを提供。

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