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【企業のキャスティング担当者も必見】大人俳優市場で需要が増した40~50代男性俳優認知度上昇率TOP9

40~50代男性俳優TOP9の算出方法

株式会社アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングの定期調査で、調査対象として登録されている40~59歳の男優の中で前回調査(2024年2月度)と比較してパワースコアの上昇率が高かった順にランキング化しました。タレントの年齢は2024年8月8日現在です。

なお、ドラマ・映画出演以外の活動が中心となっている人は除きました。2022~2024年(8月以降に放送開始・公開予定の作品を含む)に連ドラのレギュラー出演と映画出演を合わせて3作品以上を基本的な基準としてします。

『パワースコア』とは、株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの『認知度(顔と名前を知っている)』と『誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)』の調査をもとに、2つのデータを掛け合わせて算出したものです。タレントパワーランキング調査は2月、5月、8月、11月に実施。今回は、2024年5月度に調査を行ったデータを使用しています。

朝ドラで注目集めた岡部たかしがトップ9入り

7位

岡部たかし

7位には3人が同スコアで並びました。1人目は岡部たかしです。1972年6月22日生まれ、和歌山県出身の52歳。劇団東京乾電池を経て、多くの舞台やドラマに出演。2023年7月クールのドラマ『ハヤブサ消防団』(テレ朝系)に出演して注目を集めたのに続き、同年10月~2024年3月に放送されたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で「アホのおっちゃん役」を演じました。

2024年4月にスタートしたNHK連続テレビ小説『虎に翼』では伊藤沙莉が演じているヒロインの父親役で出演して話題を集め、スコアが上昇しました。7月にスタートした宮藤官九郎脚本によるドラマ『新宿野戦病院』(フジ系)にも出演中です。

7位

風間俊介

2人目の7位は風間俊介です。1983年6月17日生まれ、東京都出身の41歳。1999年にドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)で脚光を浴びて、2012年には夏菜主演のNHK連続テレビ小説『純と愛』で活躍しました。

前所属事務所のSMILE‐UP.を退所して、2024年から個人事務所を拠点に活動しています。2024年4月期ドラマ『アンメット』(カンテレ/フジ系)の第1話にゲスト出演。7月5日に公開された映画『先生の白い嘘』にも出演しています。

7位

山田孝之

山田孝之も同じく7位にランクイン。1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身の40歳。1999年にドラマ『サイコメトラーEIJI2』(日テレ系)で俳優デビュー。2003年に『WATER BOYS』(フジ系)でドラマ初主演。2010年からシリーズがスタートしたドラマ『闇金ウシジマくん』(MBS/TBS系)が当たり役になりました。

最近では映画プロデュースなど、幅広く活躍を見せています。2024年4月に放送開始となったJTの企業広告「鬼のゆく道 登場」篇に出演中。7月4日に配信が開始された『七夕の国』(ディズニープラス)にも出演。11月公開予定の映画『十一人の賊軍』では仲野太賀とW主演します。

6位

浜野謙太

6位は浜野謙太です。1981年8月5日生まれ、神奈川県出身の43歳。星野源がリーダーを務めるSAKEROCK(2015年解散)のメンバーなどミュージシャンとして活躍する一方、俳優として映画『婚前特急』、ドラマ『とと姉ちゃん』『西郷どん』『まんぷく』などに出演。

2024年4月クールの森本慎太郎主演ドラマ『街並み照らすヤツら』(日テレ系)で主人公の幼なじみを演じたことが認知度上昇要因となりました。8月16日公開予定の映画『劇場版 アナウンサーたちの戦争』にも出演しています。

5位

永山瑛太

永山瑛太が5位にランクインしました。1982年12月13日生まれ、東京都出身の41歳。雑誌モデルを経て、2001年に『さよなら小津先生』(フジ系)で俳優デビューしました。2005年に『サマータイムマシン・ブルース』で映画初主演。

2024年2月に公開された映画『身代わり忠臣蔵』では大石内蔵助役を演じました。7月から上演が始まったNODA・MAPの新作舞台『正三角関係』に松本潤・長澤まさみとの三兄弟役で出演することが発表されたことで知名度がさらにアップしたようです。

4位

竹野内豊

4位は竹野内豊です。1971年1月2日生まれ、東京都出身の53歳。モデルを経て、1994年にドラマ『ボクの就職』(TBS系)で俳優デビュー。1997年にはドラマ『ビーチボーイズ』(フジ系)で反町隆史とW主演して人気俳優に浮上しました。

2024年3月に公開された佐藤健主演映画『四月になれば彼女は』に出演。森永乳業「パルム チョコレート」のCMにも起用されています。特に20代前半男女の認知度がアップしており、CM出演によって若い層での知名度が上昇した模様です。

竹財輝之助・津田健次郎がトップ3にランクイン

3位

竹財輝之助

3位は竹財輝之助です。1980年4月7日生まれ、熊本県出身の44歳。2004年に『仮面ライダー剣(ブレイド)』(テレ朝系)で俳優デビュー。2018年に『ポルノグラファー』(FOD/フジ系)で主演して注目を集めました。

2024年春に放送された神山智洋主演によるドラマ『白暮のクロニクル』(WOWOW)、『街並み照らすヤツら』に出演して注目度が上昇。7月期は7月8日にスタートしたドラマ『夫の家庭を壊すまで』(テレ東系)に松本まりかが演じる主人公の夫役で出演しているほか、7月19日スタートの『そんな家族なら捨てちゃえば ?』(カンテレ/DMM TV)では乃木坂46の岩本蓮加とW主演。8月31日放送開始予定の中村倫也主演ドラマ『Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―』(NHK)にも出演します。

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2位

津田健次郎

津田健次郎が2位にランクインしました。1971年6月11日生まれ、大阪府出身の53歳。1995年にテレビアニメ『H2』(ABC/テレ朝系)で声優デビュー。『テニスの王子様』『呪術廻戦』『ゴールデンカムイ』など、多くの作品で声優として活躍。2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』でナレーションを担当するとともに出演もして話題を集めました。俳優としてのドラマ出演が増えて、知名度が上昇しました。

2024年3月30日からオンエアがスタートした大塚製薬「カロリーメイトリキッド」のCMに起用され、知名度がアップ。4月クールのドラマ『滅相もない』(MBS/TBS系)ではナレーションを担当。7月期は松本若菜主演ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)に料理系YouTuber役で出演しています。

1位は日曜劇場主演俳優

1位

長谷川博己

1位は長谷川博己です。1977年3月7日生まれ、東京都出身の47歳。2001年に文学座附属演劇研究所(2006年退座)。2011年に『鈴木先生』(テレ東系)で連ドラ初主演。2020年にはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で主演しました。

2024年4月クールの日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)で主演して、20代前半・50代前半の男性、10代前半・10代後半・20代前半・20代後半・40代前半の女性などで認知度が大きく上昇しました。キリンビバレッジ「ファイア アロマブリュー/ワンデイ」のCMに出演しています。

文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優・アイドルなどの取材や分析を展開。

https://note.com/tokyodiorama

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