ポッキーのCMの特徴とは?
これまで放送されてきたポッキーのCMに見られる特徴とは、一体何でしょうか?ポッキーのCMが生み出した功績や、CMの特徴を解説します。
時代やターゲットに合わせたCMを展開
ポッキーのCMは、多くの人に愛されるお菓子だからこそ、その時代ごとにターゲットを変えて展開しています。
例えば、バブル時代には大人をターゲット層にしたCMを披露しました。お酒に合うチョコレートというコンセプトで、マドラーの代わりにポッキーを使うCMが当時話題となったのです。
近年では、SNSの発展で希薄になりがちな人間関係に着目し、『さそおう。』というメッセージ性を込めたCMが制作されています。人とのつながりや、コミュニケーションの在り方を想起させるCMは、多くの人の共感を集めました。
ポッキーダンスがブームになったことも
ポッキーのCMといえば、ダンスを連想する人も多いのではないでしょうか。特に、以前女優の新垣結衣が出演して披露した『ポッキーダンス』は、そのポップさと可愛らしさでブームを呼びました。
また、女優の忽那汐里やタレントの益若つばさ、IMALUらがポッキーダンスに挑戦したことを覚えている人も少なくないでしょう。
近年では、三代目 J Soul Brothersが踊る『シェアハピダンス』が話題を集めました。シェアハピダンスのコンテストも行われたことから、シェアハピプロジェクトの注目度がいかに高かったかがうかがえるでしょう。
「ポッキーの日」を広めたことでも有名
11月11日はポッキーの日として知られています。しかし、かつてはそこまで認知度はありませんでした。
渋谷のスクランブル交差点で、ポッキーの格好をした『ポッキーマン』というキャラクターを登場させたり、11月11日の11時11分にポッキーマンのCMを打ち出したりなど、何重ものプロモーション活動を経て広く認知されるようになったのです。
情報過多の現代において、多くの人が『11月11日=ポッキーの日』という情報を、単なる広告ではなく、自分たちの身近にあることとして認識し始めたことが要因でしょう。
ポッキーCM出演女優の人気ランキング算出方法
ポッキーCM出演女優の人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
弊社独自の集計方式で算出
ポッキーCM出演女優の人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2023年5月度・8月度に行われた調査をもとに作成しています。
ポッキーCM出演女優の人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 新垣結衣 | 36.5 | 2023年8月 |
2位 | 石原さとみ | 33.4 | 2023年8月 |
3位 | 有村架純 | 33.1 | 2023年8月 |
4位 | 仲間由紀恵 | 25.9 | 2023年8月 |
5位 | 柴咲コウ | 24.9 | 2023年8月 |
6位 | 松田聖子 | 23.2 | 2023年5月 |
7位 | 常盤貴子 | 23.0 | 2023年5月 |
8位 | 宮沢りえ | 22.2 | 2023年5月 |
ポッキーCM出演女優の人気ランキングには、かつて出演歴がある意外な大物タレントもランクインしていました。それぞれの主な出演作を見ていきましょう。
モデル活動後、女優としてさまざまな作品に出演しているタレントです。映画『ぼくらの七日間戦争(1988年)』で映画デビューを果たしたのち、1991年に発売された写真集『Santa Fe』が大ヒットしブレイクしました。
これまでに、ドラマ『いつも誰かに恋してるッ(1990年)』やNHK大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~(2011年)』、映画『たそがれ清兵衛(2002年)』『湯を沸かすほどの熱い愛(2016年)』などの作品に登場しています。
ポッキーのCMでは、『ポッキーと、とある家族の物語』シリーズの最新作として、2021年に女優の南沙良と共演し、母親役を演じました。家族の絆をテーマにしたハートウォーミングな内容が、印象深いCMに仕上がっています。
1972年生まれの女優で、数々のドラマ・映画で活躍しています。1996年にはエランドール賞新人賞、2000年には第3回日刊スポーツ・ドラマグランプリ主演女優賞を獲得しています。また、2005年には日本アカデミー賞で主演女優賞も獲得しました。
近年もドラマ『それってパクリじゃないですか?(2023年)』や、映画『われ弱ければ 矢嶋楫子伝(2022年)』『あつい胸さわぎ(2023年)』へ出演するなど、精力的に活動中です。
ポッキーのCMでは俳優の椎名桔平と共演し、『ちょっとおしゃな恋模様。』というキャッチコピーのもと、ロマンチックなシチュエーションで多くの視聴者をときめかせました。
歌手・女優として活躍しているタレントで、作家・プロデューサーとしての側面も持っている人物です。歌手デビューから、40以上の音楽賞を受賞しているスターでもあります。
全米ビルボード・ダンス・チャート上位にランクインしたり、オリコンシングルチャート24曲連続1位の記録を持っていたりと、数々の輝かしい実績を残しています。
代表曲は、『青い珊瑚礁(1980年)』『夏の扉(1981年)』『SWEET MEMORIES(1983年)』などです。
ポッキーのCMへ出演したこともあり、ポッキーをマドラー代わりに使う『ポッキー オン・ザ・ロック』というコンセプトの内容でした。
女優・アーティストとして活動している、マルチなタレントです。2016年には持続可能な社会を作るためとして、サステナビューティーブランド『レトロワグラース』を設立しました。
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎(2017年)』で主役を演じたり、NHK連続テレビ小説『エール(2020年)』で世界的なオペラ歌手の役を演じたりと、女優としての出演歴も豪華です。
柴咲コウが出演したポッキーのCMは、ポッキーで王様ゲームをし、見事王様を引き当てて爽快に笑う、楽しげな内容でした。
1979年生まれの女優で、沖縄県の世界自然遺産大使・沖縄美ら海水族館名誉館長も務めています。ドラマ『ごくせん』『トリック』といった人気シリーズで主演しており、同シリーズは劇場版も公開されました。
近年の出演作は、ドラマ『女王の法医学〜屍活師〜』シリーズや『大奥 Season2(2023年)』などです。また、2023年12月公開の映画『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』の吹き替え版にも参加しています。
ポッキーのCMでは、パーティー会場で華やかなドレスを身にまとって登場しました。グラスを片手に颯爽と歩く途中、大きく転倒してしまうときの「ポキッ」という音とポッキーを掛けた、ユニークなCMでした。
1993年生まれ、2010年に『ハガネの女』でドラマデビューを果たした女優です。
『映画 ビリギャル(2015年)』でブレイクすると、映画『花束みたいな恋をした(2021年)』『月の満ち欠け(2022年)』などの話題作に次々出演し、人気女優としての地位を確立させています。
有村架純が出演したポッキーのCMは、『いつかさそおう、を今日さそおう。』というキャッチコピーの、人とのつながりをテーマにしたものでした。人と直接関わることの大切さを伝える内容が、多くの人に刺さりました。
1986年生まれの女優です。第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』でグランプリを受賞し、芸能界デビューを果たしました。
これまでに、映画『わたしのグランパ(2003年)』『北の零年(2005年)』『シン・ゴジラ(2016年)』や、ドラマ『Ns’あおい(2006年)』『失恋ショコラティエ(2014年)』といった話題作に出演しています。
ポッキーのCMでは、部屋で好きな人とキスをする寸前で、母親がポッキーを持って入ってきてしまう、コミカルな内容のCMに登場しました。
ファッション雑誌のモデル活動を経て、現在は女優として活躍しています。ドラマ『ドラゴン桜(2005年)』や、映画『恋空(2007年)』で人気が上昇しました。
以降、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『リーガル・ハイ』といった人気ドラマシリーズをはじめ、さまざまな作品に出演を重ねていきます。
特に2016年のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は、社会現象になるほどのヒットを記録し、恋ダンスは大きなブームを呼びました。
2006年に出演したポッキーのCMもまた、ブレイクしたきっかけの一つとして有名です。ポッキーを持ちながら、明るい笑顔と軽快なダンスではしゃぐ姿は当時話題となり、知名度を大きく上げました。
ポッキーと一緒にCM女優の魅力もチェック
ポッキーのCMには、これまでに多くの女優が出演してきました。CMのコンセプトや伝え方も時代によって異なり、ターゲットを変えながら多くのファンを獲得してきています。
中には、マドラーポッキーやポッキーダンスなど社会に影響を与えたものもあり、ポッキーのCMが幅広い人たちに認知されていることの証明といえるでしょう。
今後のポッキーがどういったCMを打ち出すのか、またどんなタレントが起用されるのかといった点にも注目です。