ドラマ・映画で時には主演を務め、時には主役を支える助演として作品を彩るおじさん俳優がいます。中でもイケメンなおじさん俳優には、若手にない魅力がたくさんあります。どんなイケメンおじさん俳優がいるか、ランキング形式で見ていきましょう。
将来が楽しみ?イケメンおじさん俳優の魅力
近年では『イケおじ』と呼ばれるジャンルが誕生していますが、その定義はどのようなものなのでしょうか?若手との対比や、キャリア面から解説します。
若手にはない渋さと色気
若い頃にイケメンだった俳優であれば、年を重ねるごとに色気が出てきます。そこに渋さが加わってよりダンディーな大人の男性へと変わるでしょう。
もちろん、ルックスだけが特徴ではありません。それまで積み重ねてきた経験や、考え方といった内面も含めて生まれるのが『色気』です。
芸能界で輝き続けるイケおじ俳優も、ドラマ・映画への出演を重ね、経験を生かして渋さや色気を身に付けている人が多くいます。
渋さと魅力が生まれる理由
渋さや色気といった魅力が生まれる理由の一つに、『包容力』があります。
例えば、不測の事態や予想外のトラブルが起きたときでも、慌てず冷静に対処できる余裕には大人らしさを感じるでしょう。また、他人の相談ごとにどっしり構えて乗ってあげることも、包容力につながります。
これらは人生経験から学んだり、年を重ねて他人に寛容になったりすることで生まれるケースが多く、イケおじ俳優はこの条件を満たしているというわけです。
長年のキャリアで演技力も高い
イケおじ俳優の魅力は、演技力の高さにも表れています。ドラマ・映画に多く出演してきた経歴があれば、その分だけ経験豊かになり、演技力が身に付いてくるのです。
細やかな演技であったり、逆に派手なアクションであったり、積んできた経験が多いほど演技力も比例して高くなるでしょう。
そのような俳優が作品に登場すると、一気に作品の雰囲気が変わり、より物語に深みが出てきます。重くシリアスな作品でも明るいコメディー作品でも、その作品の色に合わせて多様な演技を見せられることが強みです。
イケメンおじさん俳優ランキングの算出方法
イケメンおじさん俳優ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
株式会社アーキテクトのタレントパワーランキングに登録されている、男性タレントの『男前な』イメージでスコアを算出しています。
『おじさん』を40歳以上60歳未満(2022年4月時点)と定義した上で、世間が男前なイメージを持つイケメンおじさん俳優を人気順に上位12名選出し、ランキング形式でまとめました。
調査は毎年実施しており、今回は2021年度のデータより算出しました。
イケメンおじさん俳優の人気ランキング
順位 | タレント名 | スコア | 調査時期 |
1位 | 反町隆史 | 61.4 | 2021年 |
2位 | 木村拓哉 | 53.5 | 2021年 |
3位 | ディーン・フジオカ | 53.3 | 2021年 |
4位 | 竹野内豊 | 52.3 | 2021年 |
5位 | 伊藤英明 | 52.2 | 2021年 |
6位 | 玉木宏 | 51.7 | 2021年 |
7位 | 玉山鉄二 | 51.3 | 2021年 |
8位 | 岡田准一 | 50.7 | 2021年 |
9位 | 松岡昌宏(TOKIO) | 48.4 | 2021年 |
10位 | EXILE AKIRA | 47.0 | 2021年 |
11位 | 斎藤工 | 46.4 | 2021年 |
12位 | 藤木直人 | 45.3 | 2021年 |
イケメンおじさん俳優の人気ランキングには、話題の作品に登場して時代をリードしてきた俳優が多くランクインしました。個々に詳しく見ていきましょう。
1972年生まれ、大学在学中に映画『花より男子(1995年)』に出演し、俳優デビューを果たします。
その後、ドラマ『ラブレボリューション』や『高校教師』といった作品へ出演を重ね、映画『g@me.(2003年)』で第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
1999年には歌手としてCDデビュー、2008年には初の舞台『冬の絵空』に登場し、活躍のフィールドを次々と広げているタレントです。
1981年生まれ、高校時代にモデルとして活動していました。このとき、パリ・コレクションにも出ています。
2001年の映画『時の香り リメンバー・ミー』で俳優デビューすると、以降数々の作品に出演し、『オトコマエ!(2008年)』にてドラマ初主演を果たしました。
また、演劇ユニット『乱-Run-』を結成して活動しており、いち俳優にとどまらないタレントです。2015年にはエランドール賞を受賞しており、確かな実績もあります。
ダンスヴォーカルユニット『EXILE』の一員で、パフォーマーとして活躍中のアーティストです。2006年からEXILEに加入しています。
2008年からは俳優業も行うようになり、ドラマデビューは『Around 40~注文の多いオンナたち~』、映画デビューは『花より男子 F』でした。
映画『ちゃんと伝える(2009年)』で初主演を果たし、第19回日本映画批評家大賞新人賞を受賞しています。さらに、アジア映画『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』にも登場し、国内だけにとどまらない活躍を見せています。
1977年生まれ、ジャニーズJr.のグループ『TOKIO』のメンバーとして活動していたタレントです。グループ内ではドラムを担当し、現在は『株式会社TOKIO』の取締役副社長・広報をしています。
グループ活動を行いながら俳優業も精力的にこなし、ドラマ『サイコメトラーEIJI』や『夜王』といった作品で主演を務めました。
2007年からは『必殺仕事人』シリーズに出演を続けており、ジャンルを問わずいろいろな役柄を演じられる俳優です。
1980年生まれ、ジャニーズJr.のグループ『V6』のメンバーとして活動していました。一方で、俳優としても広く認知されています。
ドラマ『木更津キャッツアイ(2002年)』で主演を務めたことで注目され、以降多くの作品で主演を務めています。
主な主演作品は、ドラマ『タイガー&ドラゴン』や『SP 警視庁警備部警護課四係』、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』です。
第38回日本アカデミー賞では、『永遠の0(2013年)』で最優秀主演男優賞を、『蜩ノ記(2014年)』で最優秀助演男優賞をW受賞し、演技力の高さが評判となりました。
1980年生まれ、ドラマ『ナオミ(1999年)』にて俳優デビューしました。
初めての映画主演は『逆境ナイン(2005年)』で、その後『ハゲタカ(2009年)』にて第33回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞しています。
2014年にはNHK連続テレビ小説『マッサン』で主人公を好演し、話題となりました。さらに2016年にはエランドール賞新人賞を受賞しており、実績も確かな俳優です。
近年の出演作品にはドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ(2021年)』、映画『今はちょっと、ついてないだけ(2022年)』があります。
1980年生まれ、2001年に映画『ウォーターボーイズ』に出演して注目されるようになりました。
その後、NHK連続テレビ小説『こころ』に出演したほか、さらにNHK大河ドラマ『功名が辻』でも好演し、人気俳優の仲間入りを果たします。
また、ドラマ『のだめカンタービレ(2006年)』でさらに知名度を上げると、2007年にはエランドール賞新人賞を受賞しました。
近年の出演作品は、NHK連続テレビ小説『あさが来た(2015年)』『極主夫道(2020年)』などです。
1975年生まれ、ドラマ『デッサン(1997年)』への出演をきっかけに、多くのドラマ・映画へ出演するようになりました。
特に、自身の代表作ともいえる映画『海猿(2004年)』は人気作品となり、翌2005年にはドラマ化され、2006年には続編の映画も製作されています。
熱いキャラクターを演じることが多いイメージがありますが、映画『悪の教典(2012年)』では狂気じみた殺人鬼を演じて話題になりました。
近年の出演作品は、映画『3月のライオン(2017年)』やドラマ『病室で念仏を唱えないでください(2020年)』などです。
1994年にドラマ『ボクの就職』でデビューを飾り、数々のトレンディドラマに登場した俳優です。有名どころでは、ドラマ『星の金貨』『ロングバケーション』『ビーチボーイズ』といった作品があります。
また映画にもよく出演しており、『冷静と情熱のあいだ』『謝罪の王様』『シン・ゴジラ』といった話題作に登場し、作品のヒットに一役買いました。
2019年には、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演しており、幅広い世代から支持を得ている俳優です。
1980年生まれ、香港でモデルをしていました。2006年には台北に活動拠点を移して、ドラマ・映画に出演しています。
2011年より日本でも活動を開始し、NHK連続テレビ小説『あさが来た(2015年)』に出演したことでブレイクしました。
2017年には映画『結婚』で主演を果たし、その後もドラマ『今からあなたを脅迫します(2017年)』や映画『海を駆ける(2018年)』といった作品で続々主演を務めます。
また、俳優業と並行して音楽活動も行っており、アルバムリリースや全国ツアーといった活動をしています。
1972年生まれ、ジャニーズ事務所所属のタレントです。アイドルグループ『SMAP』の一員として活躍していました。
アーティストとして多くの楽曲をヒットさせ、歌番組やバラエティ番組に登場しながら、俳優としても実績を残しています。
特にドラマ『ロングバケーション』や『ビューティフルライフ』、『HERO』といった作品は大ヒットを記録し、社会現象まで巻き起こしました。
1973年生まれ、多くのドラマ・映画に出演している人気俳優です。特に『ビーチボーイズ』や『GTO』は話題を集めた作品で、知名度を大きく上昇させました。
その後も、『ワンダフルライフ』や『グッドライフ』といったドラマ作品のほか、映画『君を忘れない』や『男たちの大和/YAMATO』に登場しています。
大人気シリーズ『相棒』では、season14〜20で水谷豊の相棒を務めており、これまでのシリーズ内において歴代最多出演本数を更新しました。
お気に入りのイケメンおじさん俳優を見つけよう
イケメンおじさん俳優は、これまで数々のヒット作に出演してきた実績のある人が多く、人気・実力ともに兼ね備えています。
さらに俳優業だけでなく、モデル・歌手・アイドルといった経歴を持つ人も多く、人生経験も豊かです。
ドラマ・映画でイケメンおじさん俳優を見かけたら、過去の経歴を調べてみるのも面白いかもしれません。