内海誠子(うつみ・せいこ)
生年月日 2001年6月2日
出身地 大阪府
公式サイト https://www.ohtapro.co.jp/talent/utsumiseiko.html
公式インスタグラム https://www.instagram.com/seiko_utsumi/
2021年、ドラマ『ゲキカラドウ』でデビュー
内海誠子は高校3年生のときに、縁があり今のマネージャーに出会ったが、芸能活動禁止の中高一貫校だったため高校卒業後に活動を開始した。
「昔から映画などのエンターテイメントに触れるのが大好きでしたが、中学に入ってから、社会派の映画をいろいろ見るようになりました。『トガニ』という韓国の映画がありますが、映画の影響で「トガニ法」という法律ができたんです。そういうふうに社会も動かす映画のパワーみたいなものに私も心を惹かれて、表現者として作品に関われたらいいなと思いました」
※トガニ法・・・子供に対する性暴力犯罪の処罰に関する法律改正案。2011年に韓国の国会を通過して成立。
初仕事は、2021年1月に放送されたドラマ『ゲキカラドウ』(テレ東系)第3話ゲスト。桐山照史が演じた主人公が高校時代につきあっていた由美を演じた。2022年放送のドラマ『差出人は、誰ですか?』(TBS系)に生徒役でレギュラー出演。主人公のクラスメイトで、カップルインスタグラマーとして活動している渡辺ハナを演じた。
「最初の頃は、今とは違って、どちらかというと勢いにまかせてやっていた気がします。今は、新しい作品ごとに自分の原点ができていると感じています。だから、ターニングポイントになった作品は1つだけではなくて、作品に出演するごとに、その都度自分にとってのターニングポイントになっているなと。毎回、新鮮な気持ちで、1から始める気持ちで演じています」
大河ドラマ『どうする家康』に出演
2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の第25回「はるかに遠い夢」に、有村架純が演じた瀬名の身代わりの女役として出演した。2024年、映画『スキマのオヤジ』で主演。この映画は全州国際映画祭「ワールドシネマ部門」招待作品に選ばれた。3月放送のドラマ『ブラックガールズトーク』(テレ東系)第7話に朝日奈央が演じた主人公の高校からの友人・のっち(倉田望)役でゲスト出演した。
「『どうする家康』では、セリフが一切なくて表情だけでお芝居しました。自分にとっては初めてで、挑戦だったと思います。表情だけで波を作って表現したものを届けなければいけないということに怖さがありましたが、放送されてからドラマを見てくださった方からコメントをたくさんいただいて、自分の中で1つ蓋を開けたかなって」
2024年7月クールのドラマ『素晴らしき哉、先生!』に笹岡せり役でレギュラー出演。地上波連ドラ初主演となる生田絵梨花の妹役という重要な役だけに、注目度が高かった。
「家族がやりとりをする会話劇みたいなものが、演じていて面白かったです。笹岡家の一員として、お姉ちゃんを妹として支える面は特別なものだなと思っていたので、その部分を大切にして場にいるようにしてました。妹だからこそ遠慮しなかったり、家族として今まで一緒に暮らしてたからこそわかるものもあると思うから、ちっちゃな日常のシーンでも、妹としての部分はすごく大事にして演じました」
内海誠子は、CM出演も多い。タップル“さあ、恋”のCM(2023年9月~2024年8月)で、「タップルさん」役のなえなのに恋の気づきを告げられて水族館でデートする女性を演じ注目を集めたのに続いて、2024年に入ってからはハウスメイト“就活生のメイト”篇、バーガーキング“ワッパー 肉だ。直火だ。食事だ。いらっしゃい”篇のCMに出演。7月からみずほ銀行「J-Coin Pay」のWEB CMにも出演している。
JR西日本のCM撮影では金沢・鳥取・広島で、それぞれの土地の魅力を感じる
11月1日からオンエアがスタートしたHaleonジャパン「新コンタックかぜEX持続性」“2回でピース”篇でイメージキャラクターの「ミスターコンタック」と軽快なやりとりを見せている。10月に放映がスタートしたJR西日本の観光ナビサービス「tabiwa by WESTER」“西の日CP”篇のCMの撮影では、公式キャラクターの「旅(たび)輪(わ)田(だ)カバーン」と一緒に石川・鳥取・広島を巡った。
「西日本のいろんな地方で、食の魅力だったり、四季折々の違う表情だったり、それぞれの場所に個々の魅力があるんだなと感じました。日本で生まれたから知ってる気持ちになってましたが、実際に行ってみたら全然違っていて、食事もすごく美味しいし、そこにしかない場所がいっぱいあったので、自分の中でちょっと価値観が変わるくらいに魅力的でした。自分の知らないところが、まだまだこんなに日本にはあるんだなって。来年は、もっともっといろんな場所に行って、魅力を感じたいです。そして、それを伝えるお仕事もたくさんできたらいいなと」
目標は「信頼される役者になること」
素顔の彼女は、初めて会った人にも積極的に自分から話しかけることができる、コミュニケーション能力の高さが魅力的で、明るいキャラクターが抜群に親しみやすい。知的な魅力も秘めていて、自分らしい言葉で思いを伝えることができる。
「大人になっても子どもが持っているようなフレッシュさやワンパク感を失いたくないなっていう気持ちを、つねに意識して持っています。たまに、その気持ちを忘れそうになるときもあるけど、意識して思い出すようにしてます。自分の中にある子どもの自分に、ちょっと救われるときもあるんです。私と同じように明るく見える人でも、気持ちが下がるときもありますよね。そういうときに、子どもの自分をちょっと憑依させて子どもっぽくなることで、悩みも全部吹っ飛んじゃう。“あなたを見ていたら、なんかいろんなことがどうでもよくなってきたわ”と言われることが結構ありますが、私はそう言われるのがうれしいんです」
特技は、韓国語、英語、ピアノ(10年)、バイオリン(中1から高2まで4年間)、水泳、スキー(上級)、空手(小3~小6)と多彩。そんな彼女に、休日の過ごし方を聞いた。
「お休みの日は、音楽を聴きながら、てくてく散歩をしています。音楽は、けっこうオルタナティブ・ロックとかも聴くのも好きです。ポップというよりも、心をおだやかにしてくれる曲を聴きながら、いろんな風景を見るのが好きです。散歩は、行く先々でします。知らない道を開拓するのが好きで、 ロケの撮影で行った先で、休憩時間にひとりで知らない道を歩いたり。もといた場所に戻れなくなりそうになったときもあります(笑)」
明るい役からミステリアスな役まで幅広く演じる女優として期待される。彼女に、今後の目標を聞いた。
「信頼される役者になりたいです。“この人なら、この役をうまく演じてくれるのではないだろうか”という信頼があると、いろんな役を演じて冒険できるんじゃないかなと。それが、今の私の一番の目標です」
Q&A 内海誠子さんにいろんなことを聞いてみよう
★好きな曲は?
☆エルトン・ジョンさんの『ユアソング(僕の歌は君の歌)』です。歌詞の中で「愛してる」と言っていないのに愛が伝わってきて、癒やされます。他にも、「きっと明日はいい天気」という歌詞が大好きな童謡『にじ』、KOKIA『夢追人』が好きです。
★いま欲しいものは?
☆特にないですね。最近は、モノを少なく持つという価値観もいいかなって。1個何かを手放すと、空いたところにいいものが1つ入ってくるみたいな、そういう感じを目指しています。
★役作りで髪の毛を染めるとしたら、何色がいいですか?
☆2年前に一度、ドラマの撮影で茶色に染めたことがあります。その後、大河ドラマの撮影だったので黒に染めて、それからはずっと地毛のままです。ピンク、金髪、 ブルーとか、いろんな色に挑戦してみたいです。
★演じてみたい役はありますか?
☆映画を見るたびに演じてみたい役柄は出てくるんですけど、自分が予想していなかった役のお話をいただいて、結果として楽しい思い出になって新しい発見があった、という体験がすることが好きです。だから、あまり“自分はこういう役で行きたい”というものは持たないようにしてます。でも、やりたい役は、いっぱいあるんだよなあ…。
内海誠子さん チェキ プレゼント
締切:2024年1月10日(金)
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※ご応募はお一人様1回限りでお願いいたします。
文/高倉文紀
女優・男優評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで女優・男優・アイドルなどの取材や分析を展開している。各メディアで今後の注目俳優のピックアップも担当。
◎noteクリエイターページ
https://note.com/tokyodiorama
撮影/スギゾー。
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