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【最新インタビューコメント入り】エイベックス所属女優の新星・平美乃理が『ACTORS STAND Vol.1 無垢ども』で舞台初主演

平美乃理(たいら・みのり)

誕生日 2004年6月28日
出身地 岡山県
所属事務所 エイベックス・マネジメント・エージェンシー
公式サイト https://avex-management.jp/artists/model/tairaminori
公式X(旧ツイッター) https://twitter.com/minori_taira
公式インスタグラム https://www.instagram.com/minori_taira/

地元・岡山でスカウトされて芸能界入り

平美乃理は、小学生のときに地元・岡山県のイオンモールで姉と一緒に買い物をしているところを現所属事務所のスタッフにスカウトされ、芸能界に入った。

「小学校高学年のころに姉がファッション雑誌を買ってきてくれて、雑誌のモデルさんをよく見るようになりましたが、最初のうちは自分が前に出るという考えはありませんでした。そんなときに、今の事務所の方にスカウトされて。たまたまその岡山のイオンモールでTGA(東京ガールズオーディション2018)というオーディションのスナップ撮影が開催されていて、参加しませんかと声かけていただいたのがきっかけになりました。当時の私は身長が同級生の男の子よりも高かったのですが、自分ではそれが嫌で、ずっと背中を丸めて歩いているくらいでした。でも、雑誌やファッションショーでモデルさんを見ていると、かっこいいなと。自分もこうやって堂々とできたら変われるんじゃないかなと思って、挑戦してみました」

その後、高校2年生のときに4度目の挑戦にして「ミスセブンティーン2021」に選ばれ、雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍するようになった。「東京ガールズコレクション」などのランウェイも歩いて、存在感を見せている。

「『Seventeen』はずっと読んでいた雑誌だったので、まさか自分が選ばれるとは思っていませんでした。ここをスタート地点として、モデルとしても女優としても自分を磨いて頑張りたいなと。今まで雑誌で見て憧れていたモデルさんたちにもお会いすることができて、今度は自分が誰かの憧れになれればいいなと思っています」

ドラマ『マルス』に出演

2023年11月には『推しが上司になりまして』(テレ東系)の第6話にゲスト出演して、俳優デビュー。図書館で読み聞かせボランティアをしている高校生・美月を好演した。

「最初は緊張していて。監督にも“すごいガチガチだよ”と言われるくらいでした。撮影が終わったときには、監督に“最後には表情がやわらかくなっていたね”と言っていただきました。ドラマはシーンを細かく割って撮るので感情の入れ方が難しくて、主演の鈴木愛理さんに相談したら、気持ちをこういうふうに入れたらいいんだよと教えてくださったので、気持ちを切り替えられるようになりました。1話だけの出演でしたが、その中ですごく成長できたと思います」

2024年1月クールの『マルス‐ゼロの革命‐』(テレ朝系)では、私立桜明学園高校の生徒で主演の道枝駿佑の同級生のひとり、羽村雫役を演じている。

「羽村雫は、ほとんど普段の自分そのままの役です。マンガやアニメが好きという設定の役で、そこがまず自分と一緒で。私が一番好きなアニメは、『ハイキュー!!』。主人公が情熱を持って頑張って、どんどん成長していくアニメが好きです」

初主演舞台『無垢ども』は“熟成肉にしか興味がない女の子”の役

2024年4月17日から4月21日まで東京・赤坂RED/TEATERで上演される舞台『無垢ども』は、エイベックス所属俳優だけで出演陣が構成された新プロジェクト「ACTORS STAND」の第1弾。これが舞台初出演となる平は、主人公の遠山一華を演じる。

「同じ事務所の先輩方とお芝居をすることが自分の夢でもあったので、夢がひとつ叶った気がして、うれしいです。はじめての舞台というだけで不安がありましたが、主演と聞いて、私で大丈夫かなって思いました。でも、主演とは言っても私以外のキャラクターさんたちも個性豊かで、それぞれが主役みたいな感じになっているので、今はすごく楽しみです」

平美乃理が演じる高校1年生の遠山一華は、熟成肉のドライエイジングをする動画を見て、自分でも作りたくなる。

「一華は熟成肉を作りたいという思いだけで生きていると言ってもいいくらいで、ひとつのことに没頭する女の子なんだなと感じました。すごく個性的で、なかなかいないようなタイプですけど、私もやりたいことがあるときにはすごく集中するので、似ているところがあって、演じるのが楽しみになりました」

脚本・演出は、松本穂香が主演したWebドラマ/劇場版映画『アストラル・アブノーマル鈴木さん』の脚本・監督を手がけて注目を集めた大野大輔。

「大野さんと役についてお話させていただいたときに“セリフが多いけど、大丈夫?”と言われました(笑)。一華が熟成肉の作り方を詳しく説明していて、そのぶんすごくセリフが多くて。経験したことがないですけど、逆に自分が成長できるチャンスだなと思っています。自分がどこまでできるのか、試したいなと。ストーリーが進むと、ジェンダーレス制服問題も加わってきて、後半ではそのことについて討論するシーンもあるので、そこも見どころです」

水彩画で『プレバト!!』最年少名人昇格の快挙

自分自身の性格の特徴としては、「直感で動くタイプ」だと彼女は話す。

「思いついたら、すぐ行動するっていう性格だと思います。髪の毛も、前は長かったんですけど、思いつきで短くしたいと思ってショートにしました」

趣味・特技は絵を描くこと。芸能人・著名人が作ったさまざまなジャンルの作品を専門家が評価する『プレバト!!』(MBS/TBS系全国ネット) の「水彩画の才能ランキング」で、2023年に史上最年少での名人初段昇格を果たした。

「絵を書くことは、幼稚園くらいから好きでした。風景画を描くのが好きです。絵を描くことも、演技につながる部分があると感じます。海を見て水しぶきを白く描きながら、“なぜ水しぶきは白いのだろう?”と考えたりしますが、同じように演技をしているときも“なんで今、私は笑っているのだろう。それはうれしいからだな”というような当たり前のことを考えるから、あっ、一緒だなと」

岡山県備前市出身の彼女は、2023年から「びぜん特別観光大使」を務めている。同市の特別観光大使には、ほかに現メジャーリーガーの山本由伸投手、お笑いコンビ「かが屋」の加賀翔らがいる。

「私の地元は、海が近くて、小中高の授業で牡蠣の養殖や海を守るためのアマモ(海草の一種)の再生もして、海洋学習の機会がたくさんありました。備前焼が有名で、陶芸も授業でやっていました。備前焼のよさも伝えていけたらなと思います」

透明感と前向きで自分自身を成長させることに貪欲なキャラクターが印象的。エイベックスに所属する俳優は川栄李奈、飯豊まりえ、生見愛瑠、髙石あかりらが活躍して個性的な存在感と演技力の高さが注目を集めている。平美乃理も先輩たちに負けない個性を持つ新鮮な逸材として。今後の躍進が期待される。

「作品は何十年も残るじゃないですか。ドラマや映画をそのときに見る方だけでなく、時間が経ったら新しい世代の人にも見てもらえると思うので、いろんな人の心を動かせるような女優になれたら。そのために経験を積み重ねて、頑張りたいです」

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締切:2024年4月29日(月)

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ACTORS STAND vol.1 無垢ども

2024年4月17日(水)~21日(日)
東京都 赤坂RED/THEATER

脚本・演出:大野大輔(AOI biotope)
出演:平美乃理
花音、福山絢水 / 中山優貴 / 松村優、桑畑亨成、佐藤颯人
瀬尾タクヤ(ゲスト出演)
高柳明音 / 砂川脩弥

 

文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優・アイドルの取材や分析を展開。
https://note.com/tokyodiorama

 

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