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【2025年版】M1層とF1層における30代女優各TOP10比較

M1層とF1層における30代女優TOP10の算出方法

株式会社アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングの定期調査で、調査対象として登録されている30~39歳女優の中でM1層(20~34歳男性)とF1層(20~34歳女性)のそれぞれの回答においてパワースコアが高かった順にランキング化しました。タレントの年齢は2025年12月15日時点です。

なお、俳優の活動よりもバラエティや歌の活動が中心となっている人は除きました。ここでは2021~2025年(今後放送・公開予定の作品を含む)に連ドラマのレギュラー出演と映画出演(ナレーション、アニメの吹き替えを除く)を合わせて3作品以上のタレントを対象としています。

『パワースコア』とは、株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの『認知度(顔と名前を知っている)』と『誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)』の調査結果をもとに、2つのデータを掛け合わせて算出したものです。タレントパワーランキング調査は2月、5月、8月、11月に実施。今回は、2025年8月度に調査を行ったデータを使用しています。

この年代では男性支持が高い吉岡里帆・志田未来・倉科カナ

8位

川口春奈

3名の女優が同スコアで8位に並んでいます。1995年2月10日生まれ、長崎県出身。2007年に「ニコラモデルオーディション」でグランプリ。2009年放送のドラマ『東京DOGS』(フジ系)でデビュー。2011年には『桜蘭高校ホスト部』(TBS系)で連ドラ初主演を果たしました。

2025年11月8日に放送された『世にも奇妙な物語35周年 SP~秋の特別編~「あなた博物館」』(フジ系)で主演。11月19日から配信されているドラマ『スキャンダルイブ』(ABEMA)に芸能週刊誌の記者役で出演しています。

8位

倉科カナ

1987年12月23日生まれ、熊本県出身。2006年に「ミスマガジン」グランプリに選ばれ、注目を集めました。オーディションで選ばれて、2009年後期のNHK連続テレビ小説『ウェルかめ』でヒロインを演じました。

2025年10月期のドラマ『コーチ』(テレ東系)に刑事役で出演しました。佐々木蔵之介主演で2026年に放送予定のBS時代劇『浮浪雲』(NHK BS)にも主人公の妻・かめ役で出演します。F1層では43位で、この世代では男性の支持が高くなっています。

8位

波瑠

1991年6月17日生まれ、東京都出身。2007年から2012年まで『Seventeen』専属モデルとして活躍。2015年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロインを演じて知名度が急上昇しました。

2025年10月期ドラマ『フェイクマミー』(TBS系)で川栄李奈とW主演しています。2026年2月放送予定のドラマ『北方謙三水滸伝』(WOWOW)に出演します。F1層では22位で男性支持の高さが目立っています。

7位

白石麻衣

1992年8月20日生まれ、群馬県出身。2011年から2020年まで乃木坂46の人気メンバーとして活躍しました。

2025年10月期ドラマ『恋する警護24時season2』(テレ朝系)でseason1(2024年放送)に続いてヒロインを演じています。F1層では13位。アイドル時代に知名度が浸透したことが、M1層でのスコアの高さにつながっていると思われます。

6位

広瀬アリス

1994年12月11日生まれ、静岡県出身。2009年に「ミスセブンティーン」でグランプリ。2010年に『明日の光をつかめ』(東海・フジ系)で連ドラ初主演。

2025年4月クールのドラマ『なんで私が神説教』(日テレ系)で主演。12月19日公開の映画『新解釈・幕末伝』(監督・福田雄一)では坂本龍馬の妻・おりょうを演じています。2026年公開予定の劇場版『全領域異常解決室』にも出演しています。

5位

志田未来

1993年5月10日生まれ、神奈川県出身。子役としてデビューして、2006年にドラマ『14才の母~愛するために 生まれてきた』(日テレ系)で連ドラ初主演。

2025年10月期はドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』(日テレ系)に出演しました。2026年1月期ドラマ『未来のムスコ』(TBS系)で初主演以来20年ぶりに母親役での連ドラ主演をすることが発表されて話題を集めています。2月6日公開の映画『ほどなく、お別れです』にも出演しています。F1層では32位で、男性での支持の高さが目立っています。

4位

有村架純

1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。2010年、『ハガネの女』(テレ朝系)でドラマ初出演。2017年に放送されたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインを演じました。

2025年4月公開の鈴木亮平主演映画『花まんま』でヒロインを可憐に演じたほか、福山雅治がダークヒーローの主人公を演じて話題となった9月公開の映画『ブラック・ショーマン』ではクールなヒロインを好演しました。

3位

吉岡里帆

1993年1月15日生まれ、京都府出身。2016年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』で波瑠が演じたヒロインの親友役を好演して、注目の女優に浮上しました。2018年には『きみが心に棲みついた』(TBS系)で連ドラ初主演。

2025年11月3日にスタートしたドラマ『ひらやすみ』(NHK)に出演しました。岡山天音が演じる主人公が偶然出会う不動産会社勤務の立花よもぎ役で出演しました。2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演します。F1層では24位で、男性での支持の高さが目立っています。

2位

石原さとみ

1986年12月24日生まれ、東京都出身。2002年にホリプロタレントスカウトキャラバン 「ピュアガール2002」でグランプリ受賞。2003年にはNHK連続テレビ小説『てるてる家族』でヒロインを演じました。

『あしたが変わるトリセツショー』(NHK)のMCでも活躍中。第2子出産のために産休に入っていましたが、2025年10月に仕事復帰しました。

M1層1位は今年ドラマ初出演から20周年の人気女優

1位

新垣結衣

1988年6月11日生まれ、沖縄県出身。2001年、「ニコラモデルオーディション」でグランプリに選ばれて、2005年に『Sh15uya』(テレ朝系)でドラマ初出演してから、2025年は20周年を迎えました。2006年から出演した江崎グリコ「ポッキー」のCMで大ブレイクしました。

2024年6月に公開された『違国日記』で若手女優の早瀬憩とW主演したほか、同年8月公開のアニメーション映画『きみの色』で声優をつとめました。

女性支持が高い多部未華子・吉高由里子・仲里依紗

10位

仲里依紗

1989年10月18日生まれ、長崎県出身。2004年に少女漫画誌「ちゃお」のモデルオーディションでデビュー。2006年にアニメ映画『時をかける少女』で主人公の声優をつとめて注目を集めました。

2024年後期NHK連続テレビ小説『おむすび』(日テレ系)に橋本環奈が演じたヒロインの姉役で出演ました。2025年7月期ドラマ『19番目のカルテ』(TBS系)にゲスト出演。2026年配信予定のドラマ『ダウンタイム』(Netflix)にも出演します。M1層では50位で女性支持が高くなっています。

9位

戸田恵梨香

1988年8月17日生まれ、兵庫県出身。子役を経て、2007年に放送された『LIAR GAME』(フジ系)で連ドラ初主演。2019年、NHK連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインを演じました。

2026年1月クールの鈴木亮平主演ドラマ『リブート』(TBS系)に出演します。連ドラ出演は2021年の『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(日テレ系)以来、約4年半ぶりとなります。M1層では12位です。

8位

川口春奈

M1層と同じく8位にランクイン。『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)にレギュラー出演中。CM出演も多く、10月から日本製鉄の新CMのオンエアがスタートしています。

7位

有村架純

7位は、M1層では4位だった有村架純です。2025年10月から東京メトロ「Find my Tokyo.」の新イメージキャラクターをつとめています。マイナビ、KDDI「au」などのCMにも出演中です。

6位

吉高由里子

1988年7月22日生まれ、東京都出身。2006年、映画『紀子の食卓』でデビュー。2014年にはNHK連続テレビ小説『花子とアン』のヒロインを演じました。2024年度のNHK大河ドラマ『光る君へ』で主人公のまひろ/紫式部を演じました。

2025年12月7日から東京・大阪などで上演されている舞台『シャイニングな女たち』で主演しています。日清食品「どん兵衛」、大和ハウスなどのCMにも出演中。M1層では26位で、女性支持が高くなっています。

5位

石原さとみ

M1層では2位だった石原さとみが5位。ともにトップ5に入って、男女両方から高く支持されていることを示しています。2025年11月4日からオンエアが開始されたキリンの新CM「『キリン おいしい免疫ケア』冬の家族の健康対策」篇で天海祐希と共演しています。

4位

多部未華子

1989年1月25日生まれ、東京都出身。2002年にドラマ初出演。2009年にはNHK連続テレビ小説『つばさ』でヒロインを演じました。

2025年11月23日放送開始のドラマ『シャドウワーク』(WOWOW)で主演しています。原作は佐野広実の同名小説で、夫からのDVに苦しむ妻役を演じます。M1層では41位で、女性支持が高くなっています。

3位

北川景子

1986年8月22日生まれ、兵庫県出身。2003年放送のドラマ『美少女戦士セーラームーン』(TBS系)で女優デビュー。2003年から2006年まで『Seventeen』専属モデルとして活躍しました。

2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』に髙石あかりが演じているヒロインの実母・雨清水タエ役で出演中です。朝ドラ出演は、自身のキャリア初となります。11月28日には主演映画『ナイトフラワー』が公開されました。M1層では11位で、女性支持が高くなっています。

『ドラゴン桜』で共演した2人がF1層同率1位

1位

新垣結衣

1位には2名が同スコアで並んでいます。アサヒ「十六茶」、明治「生のとき」などのCMに出演しています。男女両方において1位で、この世代では性別を問わず高い支持を集めています。

1位

長澤まさみ

1987年6月3日生まれ、静岡県出身。2000年に「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ受賞。2004年に公開された映画『世界の中心で、愛をさけぶ』でヒロインを演じて注目を集めました。

2025年10月17日に公開された映画『おーい、応為』で葛飾北斎の娘・応為を演じ、主演しています。時代劇映画に主演するのは今回が初めてです。M1層では11位で、女性支持が高くなっています。

文/高倉文紀

女優評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優・アイドルなどの取材や分析を展開するほか、テレビ番組やウェブニュースにコメントを提供している。今回のM1とF1での各トップ10に入った計16人の30代女優全員にインタビュー取材したことがある。
https://note.com/tokyodiorama

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