【韓国の男性アイドル】魅力と特徴
世界規模でK-POPブームが巻き起こる中、「韓国の男性アイドルが人気なのは知っているけれど、一体どうしてなのだろう？」そんな疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか？まずは、韓国の男性アイドルに共通する魅力や特徴から確認していきましょう。
秀逸なパフォーマンスが魅力
韓国の男性アイドルが人気を集める理由として、まず挙げられるのが、圧倒的なパフォーマンスです。
デビュー後に経験を積む中でスキルアップしていくというよりは、デビュー時にはすでにパフォーマーとして完成されているのが、K-POPアイドルといってよいでしょう。
韓国のアイドルは、事前のレッスンで歌・ダンスを徹底的に身に付けてから、デビューするのが一般的だからです。
デビュー前のこの期間中は『練習生』と呼ばれ、練習生同士で寮生活をします。練習生期間中に、多くの練習生の中で頭角を現さなければデビューできないことがほとんどです。デビューがかなわず、寮を去る練習生も多いのが現実です。
練習生として切磋琢磨し、アイドルに必要なスキルを共に磨き上げたメンバーの絆は固く、その親密さもまた彼らの大きな魅力となっています。
インターネット戦略の成功
インターネット戦略をはじめとするマーケティングの巧みさも、韓国の男性アイドルが人気を集めている大きな要因の一つです。
韓国では、アイドルにまつわるコンテンツの多くが、無料で公開されています。公式HP・SNSはもちろんのこと、音楽番組もすぐに動画共有サイト上で公開されます。あらゆるプラットフォーム上で、日々たくさんの情報発信が行われているのです。
情報発信の内容は、公式情報にとどまりません。オフタイムの様子・練習風景・ファン向けの企画など、生配信も利用しながら公開されるのが一般的です。
アーティストとの距離を感じさせない戦略により、デビューの段階ですでに高い知名度と多くのファンを獲得しているのが、K-POPアイドルといえるでしょう。
アジア圏以外の世界にも人気
高いパフォーマンススキルを持ち、インターネットを通じたマーケティングに成功している韓国の男性アイドルグループは、アジア圏以外の世界中の国でも広く人気を集めています。
音楽チャートとして世界的な権威を持つアメリカのビルボードを見てみても、K-POPアイドルグループの1位獲得・連続チャート入りは珍しいものではなくなりました。
アイドルたちの動画・SNSには、世界中の言語でコメントが書き込まれ、ファン同士のコミュニケーションも活発です。その人気がさらに多くのファンを呼び、ますます各グループの人気・ステータスを高めています。
このように国境の枠を越え、世界中で急速にファン層を拡大しているのが、K-POPアイドル界の現状といえるでしょう。
韓国の男性アイドル人気ランキング算出方法
韓国の男性アイドル人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
韓国の男性アイドル人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出しました。こちらのデータから、ランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度（顔と名前を知っている）と誘引率（見たい・聴きたい・知りたい）を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2022年11月度に行われた調査をもとに作成しています。
【韓国】男性アイドルグループ人気ランキング
| 順位 | タレント名 | パワースコア | 調査期間 |
| 1位 | BTS | 17.2 | 2022年11月 |
| 2位 | SEVENTEEN | 7.3 | 2022年11月 |
| 3位 | ENHYPEN | 6.4 | 2022年11月 |
| 4位 | TOMORROW X TOGETHER | 6.1 | 2022年11月 |
| 5位 | EXO | 4.9 | 2022年11月 |
| 6位 | NCT 127 | 4.8 | 2022年11月 |
韓国の男性アイドルグループ人気ランキングは、このような結果になりました。以下、グループそれぞれの詳細をチェックしていきましょう。
韓国の大手事務所の一つ『SMエンターテインメント』が手掛けるアイドルグループ『NCT』からの派生ユニットです。
グループ名の『127』は、韓国の首都ソウルの経度です。『ソウルを拠点に世界で活躍するグループへ』のコンセプトのもと、韓国・日本・アメリカなどの多国籍メンバーで構成されています。
メンバーが固定化されておらず、活動ごとに変わるのも『NCT 127』の大きな特徴の一つです。
2016年7月7日のデビュー直後に発売したアルバム『NCT #127』で、韓国をはじめとする多くの国で1位を獲得、その後2018年5月23日に日本デビューを果たしました。2022年には、単独での東名阪ドームツアーも成功させています。
2012年4月8日、『SMエンターテインメント』から韓国・中国の2カ国で同時デビューした、9人組ダンスボーカルグループです。
グループ名の『EXO』には『未知の世界から来た新たなスター』という意味が込められ、各メンバーが特殊能力を持っているとのコンセプトが話題になりました。
2015年11月に発売した日本デビューシングル『Love Me Right ～romantic universe～』は、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を記録しています。
同年のオリコン年間新人ランキングでは、『新人アーティスト別売上金額』『作品別シングル売上金額』『作品別アルバム売上金額』の3冠に輝きました。
派生ユニット『EXO-CBX』『EXO-SC』でも活躍する人気グループです。
2019年3月、BTSの弟分として『HYBE』傘下の『BIGHIT MUSIC（旧 Big Hit Entertainment ）』からデビューした、5人組男性アイドルグループです。
メンバーそれぞれの歌唱・ダンススキルの高さはもちろんのこと、ダークからファンタジーまで、楽曲ごとに表現される多彩な世界観に魅了されるファンが少なくありません。
2020年1月に日本で開かれたイベントでは、デビューイベントにもかかわらず、2,000人ものファンが詰めかけ話題となりました。
アメリカのビルボード200チャートでも長期ランクインを果たすなど、世界的に人気を高めているグループです。
2020年11月30日、『HYBE』傘下の『BELIFT LAB』からデビューした男性アイドルグループです。
『HYBE』と『CJ ENM』が共同で手掛けた巨大オーディションプロジェクト『I-LAND』から選出された7人によって結成されました。
日本デビューは2021年7月ですが、先立つ2021年3月には、デビュー前でありながらラジオ番組のレギュラーパーソナリティーに抜擢される快挙を成し遂げています。
メンバーのルーツが韓国・日本・オーストラリア・アメリカと、多様性に富んでいるのも大きな魅力といえるでしょう。今後ますますの活躍が期待されるボーイズグループです。
2015年5月26日、『HYBE』傘下の『PLEDISエンターテインメント』からデビューした、13人組男性アイドルグループです。
メンバーは『ボーカルチーム』『ヒップホップチーム』『パフォーマンスチーム』の3ユニットに分かれ、『13人のメンバー＋3ユニット＋1チーム＝17（SEVENTEEN）』がグループ名の由来となっています。
日本デビューは2018年5月30日ですが、これに先駆けて同年上旬にはすでに10万人規模のコンサートツアーを成功させていました。
2022年にリリースした4thアルバム『Face the Sun』は、アメリカのビルボード200で7週間連続チャートイン（2022年7月末時点）を記録するなど、広く人気を集めるグループです。
2013年6月、『BIGHIT MUSIC（旧 Big Hit Entertainment）』からデビューした7人組男性アイドルグループです。今や全世界で名を知られるグローバルスターであり、実績も枚挙にいとまがありません。
代表的な実績としては、2021年のアメリカンミュージック・アワード『アーティスト・オブ・ザー・イヤー』受賞や、2021年・2022年・2023年の3年連続グラミー賞ノミネート・国連総会での演説・ホワイトハウスへの招待などが挙げられます。
音楽の枠を超えたその活躍が、彼らの世界的な影響力の大きさを示しているといってよいでしょう。
彼らの人気の秘密は、完成度の高いパフォーマンスと、無邪気で陽気なオフシーンとのギャップにあります。ファンの熱量も高く、動画共有サイトでの再生数・グッズの売上も度々話題となっています。
なお、2023年2月現在、BTSは活動休止期間中です。休止期間中にメンバーそれぞれが兵役義務を履行するとされ、全員そろっての活動再開は、2025年頃になると予想されています。
国内以外の男性アイドルの魅力も知ろう
デビュー時から歌・ダンスともに高いパフォーマンスを発揮し、巧みなインターネット戦略でファンを魅了する韓国の男性アイドルグループは、今やアジア圏だけでなく世界中で注目される存在です。
中には「グループが多すぎてよく分からない」と感じる人もいるかもしれませんが、動画共有サイト・SNSなどを通じて発信される情報をチェックすることで、グループごとの個性・魅力への理解を深められるでしょう。
世界中の人を魅了する韓国の男性アイドルグループをチェックして、日々の楽しみをもう一つ増やしてみてはいかがでしょうか。
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