映画「キングダム」の魅力をチェック
映画『キングダム』シリーズは、原泰久の漫画を原作とする大人気映画です。現在までに、『キングダム(2019年)』『キングダム2 遥かなる大地へ(2022年)』『キングダム 運命の炎(2023年)』の3作が公開されています。
まずは、映画『キングダム』シリーズの魅力を見ていきましょう。
キャラクターの魅力を損なわない実写化
映画『キングダム』シリーズが人気である大きな理由は、原作でのキャラクターの魅力が損なわれていないことです。漫画原作の実写化において、映画を見た人が不満を抱きやすい点の一つが、キャラクターと役者のイメージがマッチしていないことへの違和感です。
しかし、映画『キングダム』シリーズでは、原作のキャラクターのイメージを損ねることなく、それぞれの魅力や持ち味が生かされています。
漫画・アニメ原作の映画で主人公を演じた経験が豊富で、本作でも主役を演じている山﨑賢人をはじめ、演技力の高さに定評があるキャストがそろっています。
実写ならではの映像美
想像を上回る壮大な景色や臨場感あふれるシーンなど、本物志向にこだわった映像の美しさも魅力です。紀元前の中国における春秋戦国時代の物語であることから、中国で大がかりなロケが行われ、映画『キングダム』シリーズ特有の世界観を作り上げています。
また、騎馬隊による迫力ある戦闘シーンなど、スピード感あふれる本格的なアクションも大きな見どころです。それぞれのキャラクターのイメージに合うオリジナルアクションもふんだんに盛り込まれています。
実写化に必要な仮面などの特殊造形や民族衣装といったビジュアル面の完璧さも、映画『キングダム』シリーズの世界観に引き込まれる要素といえるでしょう。
2024年7月には新作も公開
2024年7月には、第4作目となる新作映画『キングダム 大将軍の帰還』の公開が予定されています。本作で描かれているのは、前作での秦国と隣国の趙国との戦いの続きです。
前作で描かれた『馬陽の戦い』で、主人公の信(しん)や仲間たちの活躍によって趙国に勝利した秦国ですが、本作では圧倒的な力を誇る趙国の総大将・龐煖(ほうけん)と、謎に包まれた軍師・李牧(りぼく)を前に苦戦を強いられます。
秦軍がどのように迎え撃つのか、秦国の存亡をかけた熱い戦いが見どころです。
映画「キングダム」のキャスト人気ランキングの算出方法
映画『キングダム』シリーズに出演するキャストの人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査で集計した結果で構成しています。詳しい算出方法を解説します。
当社独自の集計方式で算出
映画『キングダム』シリーズに出演するキャストの人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出しました。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2023年11月度・2024年2月度に行われた調査をもとに、男女別に作成しています。
【男性】映画「キングダム」のキャスト人気ランキング
映画『キングダム』シリーズには、人気俳優が多数出演しています。キャストの人気ランキングと併せて、ランクインしたキャストの略歴や、本作での役柄などについて見ていきましょう。
6位:佐藤浩市
数多くの映画・ドラマに出演経験があり、日本アカデミー賞に何度もノミネートされている、ベテラン演技派俳優です。近年も、映画『Fukushima 50(2020年)』で主演を務め、第44回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しました。
その他の代表作には、映画『サイレント・トーキョー(2020年)』『ファミリア(2023年)』や、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人(2022年)』などがあります。
映画『キングダム』シリーズでは、頭脳明晰な野心家で、絶大な権力を持つ秦国の丞相(じょうしょう)・呂不韋(りょふい)を演じています。
5位:玉木宏
1980年生まれ、愛知県出身の俳優です。魅力的な声を生かして、ナレーションもこなしています。
近年の代表作には、映画『沈黙の艦隊(2023年)』『ゴールデンカムイ(2024年)』、ドラマ『マイファミリー(2022年)』『ジャンヌの裁き(2024年)』などです。
映画『キングダム』シリーズでは、秦軍総司令官の軍師・昌平君(しょうへいくん)を演じています。
4位:山田裕貴
1990年生まれ、愛知県出身の俳優です。話題となった映画やドラマに数多く出演し、第47回日本アカデミー賞では話題賞を受賞しました。
近年の代表作には、映画『ゴジラ-1.0(2023年)』や『東京リベンジャーズ』シリーズ、ドラマ『特捜9』シリーズ、『君が心をくれたから(2024年)』などがあります。
映画『キングダム』シリーズでは、秦国に深い恨みを持つ趙国の武将・万極(まんごく)を演じました。
3位:山﨑賢人
1994年生まれの東京都出身で、映画やドラマで主演を務めることの多い人気俳優です。演技派俳優としても知られており、第39回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞しています。
近年の代表作は、映画『ゴールデンカムイ(2024年)』『陰陽師0(2024年)』、ドラマ『アトムの童(2022年)』などです。
映画『キングダム』シリーズでは、天下の大将軍になることを夢見る主人公・信(しん)を演じています。
2位:吉沢亮
1994年生まれ、東京都出身の俳優です。近年の代表作には、映画『かぞく(2023年)』やNHK大河ドラマ『青天を衝け(2021年)』などがあります。
2024年9月公開予定の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』や、2025年公開予定の映画『国宝』でも主演を務めるなど、今後も活躍が期待されています。
映画『キングダム』シリーズでは、主人公・信の幼なじみである漂(ひょう)と、中華統一を目指す秦国の王・嬴政(えいせい)の2役を演じました。正反対なキャラクターの演じ分けが評価され、第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞しています。
1位:小栗旬
1982年、東京都出身の俳優です。演技力が評価され、第44回日本アカデミー賞では主演男優賞にノミネートされました。
主な代表作は、映画『ゴジラvsコング(2021年)』『かぞく(2023年)』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人(2022年)』などです。
映画『キングダム 大将軍の帰還』では、趙国の謎に包まれた人物・李牧(りぼく)を演じます。本作のシークレットキャストの一人で、情報解禁時は大きな話題になりました。
【女性】映画「キングダム」のキャスト人気ランキング
女性キャストの人気ランキングは、上記のようになりました。ランクインしたキャストの略歴や、本作での役柄を紹介します。
6位:桜井日奈子
1997年生まれ、岡山県出身の女優です。近年の代表作は、映画『魔女の香水(2023年)』やドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズ、『恋する警護24時(2024年)』などです。
舞台やミュージカル、大企業のCMにも多数出演しており、幅広く活躍しています。
映画『キングダム』シリーズでは、主人公とともに戦う尾平(びへい)の婚約者・東美(とうび)を演じています。
5位:清野菜名
1994年生まれの愛知県出身で、アクションもこなせる女優として知名度があります。
映画『キングダム』シリーズでは、高い戦闘能力を持つ羌族(きょうぞく)の羌瘣(きょうかい)を演じ、流れるような美しいアクションが話題になっています。
その他の代表作は、映画『耳をすませば(2022年)』『ある男(2022年)』などです。映画『キングダム2 遥かなる大地へ(2022年)』と『ある男(2022年)』の2作品で、第46回日本アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。
4位:新木優子
1993年生まれ、東京都出身の女優です。近年の代表作には、映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年)』や、ドラマ『六本木クラス(2022年)』『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~(2024年)』などがあります。
2024年7月公開予定の映画『キングダム 大将軍の帰還』には、短期間で六大将軍にまで昇りつめた伝説の将軍・摎(きょう)として出演します。
3位:杏
1986年生まれの東京都出身で、日本とフランスの2拠点生活をしている女優です。
近年の代表作には、映画『とんび(2022年)』『TOKYO MER~走る緊急救命室~(2023年)』、ドラマ『日本沈没-希望のひと-(2021年)』『競争の番人(2022年)』などがあります。
映画『キングダム 運命の炎(2023年)』では、秦国の未来の王となる嬴政(えいせい)を救うために、危険な仕事を請け負う闇商人・紫夏(しか)を演じました。
2位:長澤まさみ
1987年生まれ、静岡県出身の女優です。数々の映画に出演しており、何度も日本アカデミー賞にノミネートされている実力派です。
近年も映画『MOTHER マザー(2020年)』で、第44回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しました。2024年9月公開予定の、映画『スオミの話をしよう』でも主演を務めます。
映画『キングダム』シリーズでは、山の民を束ねる王・楊端和(ようたんわ)を演じています。映画『キングダム(2019年)』に出演した際は、第43回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞しました。
1位:橋本環奈
1999年生まれ、福岡県出身の女優です。近年の代表作は、映画『禁じられた遊び(2023年)』、ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係(2023年)』『王様に捧ぐ薬指(2023年)』などです。
2024年の秋からスタートするNHK連続テレビ小説『おむすび』では、主演を務めることが決まっており、今後も活躍が期待されています。
映画『キングダム』シリーズでは、山の民の末裔・河了貂(かりょうてん)を演じています。
原作から抜け出したような演技を楽しもう!
映画『キングダム』シリーズは漫画が原作で、原作でのキャラクターのイメージを損なわないキャスティングが人気の理由の一つです。実力派俳優たちの圧巻の演技に映像の美しさも加わり、あっという間にストーリーに引き込まれていきます。
2024年7月には、新作が公開される予定です。その前に既に公開済みの3作を見て、映画『キングダム』シリーズの世界を楽しむのもよいのではないでしょうか?