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日本アカデミー賞主演女優賞に選ばれた人は?人気ランキングを紹介

日本アカデミー賞とは?

日本アカデミー賞とは、日本を代表する映画賞のことです。日本アカデミー賞は、どのような目的で何を行っているのでしょうか?世界の映画賞とともに紹介します。

映画界を盛り上げることが目的

毎年2~4月に行われている日本アカデミー賞は、日本国内の映画界がより盛んなものになることを目的としています。ドレスやタキシードに身を包んだ俳優が一堂に集まる、華やかな雰囲気も見ものです。

授賞式を、一般客が観覧できるのも特徴といえます。2024年に開催された第47回日本アカデミー賞では、ぴあ会員限定で、オリジナルグッズ付きの鑑賞チケットが販売されました。実際に授賞式へ赴けば、憧れの俳優を間近に感じられるでしょう。

選考基準をもとに対象作品を決定

日本アカデミー賞の対象作品は、日本アカデミー賞協会が以下の選考基準をもとに各作品を確認した上で決めています。

・対象期間中、東京地区に於いて有料で初公開された40分以上の劇場用 劇映画及びアニメーション作品。

・劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品

・ドキュメンタリー、特別興行、イベント上映、再上映、映画祭のみで上映された作品は除きます。

・モーニング・レイトショーのみの作品は除きます。

・洋画のアニメーション作品は、外国作品賞の対象となります。

・撮影賞と照明賞は同一の作品で対象となります。

・同日含め先に配信、TVで放送されたもの及びTV放送の再編集劇場版は新作とみなしません。但し、放送後に新たに撮影された部分が大半の場合は、新作とします。

・邦画洋画の区別は、日本アカデミー賞協会の基準に基づいて判定しています。

・新人俳優賞は、これまで日本アカデミー賞において受賞歴がなく、原則として映画初出演でなくとも主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象とします。

出典日本アカデミー賞の選考基準|日本アカデミー賞協会

対象期間は通常、授賞式前年の1月1日~12月31日です。対象期間に公開された映画が、対象作品として登録されます。その中から受賞候補作がノミネートされ、各賞の受賞作や俳優の受賞者が決まる仕組みです。

世界の映画賞も確認

映画賞は日本アカデミー賞だけではなく、世界にも複数あります。有名なのは、米国アカデミー賞です。

2024年3月11日にハリウッドで行われた授賞式では、『ゴジラ-1.0(2023年)』が日本の作品として初めて視覚効果賞を受賞し、話題となりました。

ほかには、イギリスの権威的な映画賞である英国アカデミー賞、ハリウッドの外国記者協会が賞の選出を行うゴールデングローブ賞などです。

映画の上映をメインとする『映画祭』の中にも、賞が授与されるものがあります。最高賞の名称が特徴的な世界三大映画祭は、パルム・ドールのカンヌ国際映画祭、金獅子賞のヴェネツィア国際映画祭、金熊賞のベルリン国際映画祭です。

日本アカデミー賞主演女優賞ノミネートの女優ランキングの算出方法

日本アカデミー賞主演女優賞ノミネートの女優ランキングは、株式会社アーキテクトが独自に行った調査結果をもとに構成しています。詳しい算出方法を見ていきましょう。

当社独自の集計方式で算出

今回発表する日本アカデミー賞主演女優賞ノミネートの女優ランキングは、株式会社アーキテクトが行う、業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』から、パワースコアを算出したものです。

ランキングはこのパワースコアによって順位が付けられています。パワースコアとは調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と、誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた数値です。

今回のランキングは、2023年11月度・2024年2月度の調査をもとに、2017年の第40回アカデミー賞までさかのぼり、主演女優賞にノミネートされたことのある女優を対象に作成しています。

日本アカデミー賞主演女優賞ノミネートの女優ランキング

日本アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことのある女優は、誰もが知る実力派ぞろいです。ランクインしている女優のプロフィールと併せて、ノミネート作や役柄などについて紹介します。

14位:土屋太鳳

2005年に『スーパー・ヒロイン・オーディション MISS PHOENIX』で、審査員特別賞を受賞した女優です。映画『トウキョウソナタ(2008年)』でスクリーンデビューしました。

その後主演を務めた映画『orange-オレンジ-(2015年)』では、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年)』で、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。結婚式を3カ月後に控えたタイミングで、原因不明の病により意識不明となる女性を演じています。

13位:蒼井優

福岡県出身の女優で、ミュージカル『アニー(1999年)』でデビューしています。スクリーンデビューは、映画『リリイ・シュシュのすべて(2001年)』です。

映画『フラガール(2006年)』では、炭坑の町を常夏の楽園にするためフラダンスに挑戦する少女を演じ、日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞・新人俳優賞に選ばれました。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち(2017年)』では、夫に嫌悪感を抱きつつも頼り切って生きているヒロインを好演しています。これにより、日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しました。

12位:吉永小百合

ラジオドラマ『赤胴鈴之助(1957年)』でデビュー以来、多くのファンの支持を得て、日活青春映画に数多く出演している女優です。

日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を史上最多の4度受賞している、誰もが認める実力派女優です。近年では、映画『北の桜守(2018年)』『最高の人生の見つけ方(2019年)』『いのちの停車場(2021年)』で優秀主演女優賞にノミネートされています。

2024年の第47回日本アカデミー賞では、『こんにちは、母さん(2023年)』 でもノミネートされました。

11位:二階堂ふみ

沖縄県出身の女優です。映画『ガマの油(2009年)』でスクリーンデビューしてから、毎年複数の映画に出演しています。カメレオン女優ともいわれるほど、多種多様な役柄を演じ分けている女優です。

原作のギャグマンガを再現した実写映画『翔んで埼玉(2019年)』では、日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされています。

10位:永野芽郁

2009年に、子役としてスクリーンデビューを果たした女優です。特に注目を集めるようになったきっかけは、NHK連続テレビ小説『半分、青い。(2018年)』のヒロイン役からでした。

その後はドラマ・映画・CMなどに出演しており、2022年には映画『そして、バトンは渡された(2021年)』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされています。

また、映画『母性(2022年)』『こんにちは、母さん(2023年)』 では、優秀助演女優賞を受賞した実績を持ちます。

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9位:吉岡里帆

学生時代にエキストラとして映画へ出演したことがきっかけで女優を志し、映画『マンゴーと赤い車椅子(2015年)』で本格的にスクリーンデビューを果たしました。

2020年には、映画『見えない目撃者(2019年)』『パラレルワールド・ラブストーリー(2019年)』で日本アカデミー賞新人俳優賞にノミネートされました。

さらに、映画『ハケンアニメ!(2022年)』ではアニメの新人監督役を演じ、日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされています。

8位:吉高由里子

東京都出身の女優で、映画『紀子の食卓(2006年)』でスクリーンデビューを果たして以降、さまざまなドラマ・映画・CMに出演しています。

近年ではさまざまなCMへ出演しているほか、NHK大河ドラマ『光る君へ(2024年)』では主演のまひろ(紫式部)役を演じており、お茶の間からも広く人気を集めています。

映画『ユリゴコロ(2017年)』では、人の死を拠りどころとする殺人者という難しい役柄を演じて、日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされました。

7位:浜辺美波

2011年に東宝シンデレラオーディションで、ニュージェネレーション賞を受賞しデビューした女優です。デビュー後は、ドラマ・映画に数多く出演しています。

映画『ゴジラ-1.0(2023年)』ではヒロイン役を演じて、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。また、『シン・仮面ライダー(2023年)』では優秀助演女優賞にもノミネートされています。

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6位:有村架純

兵庫県出身の女優で、ドラマ『ハガネの女』シリーズでドラマデビューしています。

映画『映画 ビリギャル(2015年)』では、偏差値30から慶應大学の合格を目指す金髪ギャルを演じ、優秀主演女優賞・新人俳優賞にダブルノミネートされました。

映画『花束みたいな恋をした(2021年)』では、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しています。菅田将暉とともに主演を務め、実力派俳優が20代の恋を演じる様子が高く評価されました。

5位:天海祐希

東京都出身の人気女優で、映画はもちろんドラマ・舞台・CMなど幅広く活躍しています。

映画『老後の資金がありません!(2021年)』では主演として、老後資金をコツコツためてきた平凡な主婦を演じ、日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされました。

近年では、映画『仕掛人・藤枝梅安(2023年)』へのゲスト出演や、劇団☆新感線の舞台を映画館で楽しめるゲキ×シネ作品『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-(2023年)』の主演としても活躍を見せています。

4位:広瀬すず

静岡県出身の女優で、ドラマ・映画・舞台などで活躍しています。日本アカデミー賞でも、複数回のノミネート・受賞歴を持つ実力派女優です。

映画『ちはやふる -上の句-(2016年)』で、初めて優秀主演女優賞にノミネートされました。さらに、映画『一度死んでみた(2020年)』『流浪の月(2022年)』でも、優秀主演女優賞を受賞しています。

3位:長澤まさみ

2000年、東宝シンデレラオーディションでグランプリを受賞したことをきっかけに、デビューした女優です。映画『ロボコン(2003年)』では初の主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。

近年出演した映画では、優秀主演女優賞へのノミネート・受賞も果たしています。ノミネートされたのは、映画『散歩する侵略者(2017年)』『コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年)』です。

映画『MOTHER マザー(2020年)』では、最優秀主演女優賞を受賞しました。

2位:新垣結衣

モデルとして芸能界デビュー後、ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(2006年)』で初のヒロイン役を演じて以降、さまざまな作品に出演を重ねてきた、国民人気の高い女優です。

ポッキーのCMやドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(2016年)』は、社会現象になるほど話題となったことも記憶に新しいでしょう。

卓球の男女混合ダブルス(ミックス)を通した人間模様を描いた映画『ミックス。(2017年)』では、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。

1位:綾瀬はるか

ドラマ・映画・CMなどで、多彩な役柄を演じている人気女優です。これまでに、3度も日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされている実力派です。

映画『おっぱいバレー(2009年)』では、弱小男子バレー部の顧問を演じて、優秀主演女優賞・話題賞に選ばれました。

また、映画『海街diary(2015年)』では4人姉妹の長女役を、映画『リボルバー・リリー(2023年)』では元スパイの銘酒屋の女将役を演じて、日本アカデミー賞優秀主演女優賞にを獲得した実績を持ちます。

女優と併せて出演した作品も要チェック!

日本アカデミー賞は、映画界を盛り上げる目的で開催されています。その中で、日本アカデミー賞の主演女優賞に選ばれているのは、魅力ある実力派の女優ばかりです。

今後の活躍も期待される人気女優が、これまでに出演した作品を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。過去の作品と最近の作品を見比べることで、その女優の新たな一面を見つけられるかもしれません。

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