ランキング

【2024年版】若年層ターゲットの広告・テレビ・映画に起用すべき女性タレントは? Z世代が注目する「同世代の女優・女性タレント」ベスト20

Z世代が注目する「同世代の女優・女性タレント」ベスト20の調査方法

株式会社アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングの定期調査で、10代と20代の女優・女性タレントの中からZ世代(10代前半・後半、20代前半)の男女の回答においてパワースコアが高かった順にランキング化しました。調査対象タレントの年齢は2024年5月15日現在で、年齢非公表のタレントは除外しています。なお、文中に出てくる「全体順位」は男女全年齢(10~60代)における10代と20代の女優・女性タレントの中での順位です。

『パワースコア』とは、株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの『認知度(顔と名前を知っている)』と『誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)』の調査をもとに、2つのデータを掛け合わせて算出したものです。タレントパワーランキング調査は2月、5月、8月、11月に実施。今回は、2024年2月度に調査を行ったデータを使用しています。

齋藤飛鳥、二階堂ふみ、福原遥が順位上昇

※14位の土屋太鳳は2月と8月の年2回調査対象のため、昨年(2023年5月度)のデータがありません。

第20位:生田絵梨花

20位は、生田絵梨花です。1997年1月22日生まれ、ドイツ出身。2021年まで乃木坂46の1期生メンバーとして活躍後、現在は女優としてドラマやミュージカルなどに出演しています。

2023年夏クールのドラマ『こっち向いてよ向井くん』(日テレ系)でヒロインを演じたほか、2024年3月からアサヒビール「食彩」のCMに起用されています。2024年春はドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジ系)に出演中です。全体順位は23位で、Z世代での支持が高くなっています。2024年夏の『素晴らしき哉(かな)、先生!』(ABC・テレ朝系)で地上波連ドラ初主演を果たします。

第19位:福原遥

19位は福原遥です。1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。子役としての活躍を経て、2022年にNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『舞いあがれ!』のヒロインを演じて人気主演級女優に成長しました。

2023年7月期の『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』(TBS系)で深田恭子とW主演、2024年1月期の『正直不動産2』(NHK)のヒロインを演じて、注目度が上昇。昨年(2023年5月期)は28位でしたが、今年は19位に躍進しました。2025年1月スタートのNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも出演します。

第18位:王林

18位の王林も、前回21位から上昇してベスト20入りしました。1998年4月8日生まれ、青森県出身。2013年から2022年3月まで青森発のローカルアイドルグループ「りんご娘」に在籍。ソロになってからも、アイドル時代の芸名で活動しています。

りんご娘時代からバラエティ番組で活躍して知名度がぐんぐん伸びていましたが、女優としても2023年4月期にはドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)にレギュラー出演したほか、2024年公開予定の映画『じょっぱり 看護の人花田ミキ』で主演しています。

第17位:上白石萌音

16位と17位には上白石姉妹が揃ってランクイン。17位は姉の上白石萌音です。1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2021年にはNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でヒロインのひとりを演じました。

朝ドラで主演したこともあって幅広い世代に支持されている女優ですが、同世代の人気も高くなっています。サントリー「生ビール」、宝くじ「ロト7」など多くのテレビCMにも出演中で、親しみやすさが支持されて昨年よりも2つ順位を上げました。2024年2月に公開された映画『夜明けのすべて』で松村北斗とW主演しました(7月24日にBlu-ray&DVDで発売決定)。

第16位:上白石萌歌

16位は上白石萌歌。2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。小学生のときに「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリに選ばれて、芸能界入り。2021年のNHK朝ドラ『ちむどんどん』ではヒロインの妹役を演じました。

2023年秋クールの『パリピ孔明』(フジ系)でヒロイン役。2024年4月期はドラマ『滅相も無い』(MBS・TBS系)に出演しています。全体順位13位で、幅広い年代で支持されている若手女優です。「adieu」名義の歌手として、「サマーソニック2024」に初出演することも発表されました。

上白石萌歌が、細田守監督最新作『未来のミライ』で主人公の声優に抜擢旬の女優インタビュー 上白石萌歌(前篇) 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』で注...

第15位:二階堂ふみ

二階堂ふみが15位。1994年9月21日生まれ、沖縄県出身。2012年に公開された映画『ヒミズ』に出演して、共演の染谷将太とともにヴェネツィア国際映画祭で最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞に輝き、脚光 を浴びました。

数多くの伏線が張られZ世代でも高い支持を集めた2023年夏ドラマ『VIVANT』(TBS系)でヒロインを演じたのに続き、韓国の俳優チェ・ジョンヒョプと共演した2024年1月期の『Eye Love You』(TBS系)で主演。両ドラマの放送開始後の調査で、Z世代におけるスコアが上昇。昨年26位から大きく順位を上げています。

第14位:土屋太鳳

14位は土屋太鳳です。1995年2月3日生まれ、東京都出身。2005年に「スーパーヒロインオーディション ミス・フェニックス」で審査員特別賞に輝き、芸能界入り。2015年にNHK連続テレビ小説『まれ』のヒロインを演じて注目を集めました。

2023年夏の生田斗真主演ドラマ『警部補ダイマジン』(テレ朝系)でヒロイン役を演じて注目を集め、Z世代での支持が急上昇しました(2023年8月度調査で全体では2.1ポイント増に対して、Z世代では5.5ポイント上昇)。2024年5月24日公開の映画『帰ってきた あぶない刑事』でヒロインを演じています。

第13位:池田美優(みちょぱ)

13位は池田美優(みちょぱ)です。1998年10月30日生まれ、東京都出身。10代女子のカリスマモデルとして2016年に『ダウンタウンDX』(日テレ系)で地上波テレビ番組に初出演して以来、多くのテレビ番組で活躍しています。

全体順位は19位で、この世代での支持が高くなっています。昨年に比べて、Z世代の男性の支持が上昇しました。2024年5月から池田模範堂「オデキュアEX」の新CMに出演しています。

12位:藤田ニコル

12位はモデル・タレントとして活躍している藤田ニコル。1998年2月20日生まれ、ニュージーランド出身。雑誌『nicola』の専属モデル(~2014年)を経て、『Popteen』の人気モデル(2017年卒業)としてテレビ番組出演が増えました。

2023年8月4日、俳優の稲葉友との結婚を発表。Z世代での認知度は80.3%と非常に高く(昨年より5.6%アップ)、女優・女性タレント全体の中で4位です。

第11位:齋藤飛鳥

11位は齋藤飛鳥です。1998年8月10日生まれ、東京都出身。乃木坂46の元メンバーで、多くのシングルで表題曲センターをつとめました。

彼女もZ世代の支持が高くなっています(全体順位は27位)。2023年10月期にドラマ『マイホームヒーロー』(MBS・TBS系)でヒロインを演じました。前回の15位から順位を上げています。

月9ドラマ初主演した永野芽郁・広瀬アリスの順位は?

第10位:中条あやみ

10位は中条あやみ。1997年2月4日生まれ、大阪府出身。『Seventeen』専属モデルを経て、2017年からは『CanCam』の専属モデル。キリン「一番搾り糖質ゼロ」など、多くのCMに出演しています。

2024年1月公開の重岡大毅主演による映画『ある閉ざされた雪の山荘で』でヒロイン役。4月に公開された映画『あまろっく』では江口のりことW主演しています。

第9位:川口春奈

9位は川口春奈です。1995年2月10日生まれ、長崎県出身。『nicola』専属モデル(2011年卒業)を経て、女優として活躍。2022年には主演ドラマ『silent』(フジ系)が大きな注目を集めました。

2023年7月クールの『ハヤブサ消防団』(テレ朝系)でヒロイン役。2024年4月クールは『9ボーダー』(TBS系)で主演しています。CMでの活躍も目立っています。

第8位:永野芽郁

8位は永野芽郁がランクイン。1999年9月24日生まれ、東京都出身。2018年に朝ドラ『半分、青い。』(NHK)でヒロインを演じました。

2023年9月に公開された吉永小百合・主演、山田洋次・監督の映画『こんにちは、母さん』に出演。2024年1月期にはフジ系月9ドラマ初主演となる『君が心をくれたから』で話題を集め、昨年より1つ順位を上げています。

映画『地獄の花園』主演・永野芽郁がこれからチャレンジしてみたいことは旬の女優インタビュー 永野芽郁・後篇 5月21日に主演映画『地獄の花園』が公開される永野芽郁。10月には映画『そして、バトンは渡さ...

第7位:広瀬アリス

8位は広瀬アリスです。1994年12月11日生まれ、静岡県出身。2018年に『探偵が早すぎる』(読売/日テレ系)で連ドラ初主演。2023年はNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演しました。

2024年春は『366日』でフジ系月9ドラマに初主演しています。ここ2クールの月9ドラマはZ世代の関心を集めているようで、前クール主演の永野と同様に広瀬アリスも前回から1つ順位を上げています。

第6位:生見愛瑠(めるる)

生見愛瑠が6位にランクイン。2002年3月6日生まれ、愛知県出身。『Popteen』専属モデル(2020年卒業)として人気を集め、バラエティ番組でも活躍。2021年から『CanCam』専属モデルをつとめています。

2023年春クールのドラマ『日曜日の夜ぐらいは…』(ABC/テレ朝系)、10月期の『セクシー田中さん』(日テレ系)で好演。2024年4月期は『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(TBS系)で主演しています。昨年は前年5位から11位にランクダウンしていましたが、女優としての活躍で今回は6位に巻き返しています。

生見愛瑠にインタビュー 普段はインドア派です。2月28日深夜にスタートした青春ラブコメディドラマ『おしゃれの答えがわからない』(日テレ)で主演している生見愛瑠は、2015年から雑誌『...

今田美桜がベスト3入り

第5位:浜辺美波

5位には浜辺美波がランクイン。2000年8月29日生まれ、石川県出身。2011年に「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞に輝き、芸能界入り。2015年に放送された単発ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジ系)でヒロインを演じて脚光を浴びました。

2023年前期NHK朝ドラ『らんまん』で主人公の妻役を演じて注目度がアップ。2024年1月公開の映画『サイレントラブ』でもヒロイン役を演じました。昨年から1つ順位を上げています。7月には主演映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が公開されます。

浜辺美波の2021年の目標は「等身大でいること」!旬の女優インタビュー 浜辺美波・後篇 12月18日に公開された映画『約束のネバーランド』で主演している浜辺美波。今年はドラマ『アリ...

第4位:芦田愛菜

芦田愛菜が昨年と同じく4位。2004年6月23日生まれ、兵庫県出身。『マルモのおきて』(フジ系)など子役時代から活躍して、現在19歳。最近ではテレビ番組のMCやCMでも活躍しています。

2023年はドラマで活躍。夏クールの『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日テレ系)ではメイン生徒役。秋クールの『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』(TBS系)ではヒロインを演じました。

第3位:今田美桜

5位は今田美桜です。1997年3月5日生まれ、福岡県出身。2018年に放送されたドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)で注目を集め、2022年放送の『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』(日テレ系)で連ドラ初主演。

2023年10月クールのドラマ『いちばんすきな花』(フジ系)で多部未華子らとともに主演して注目を集め、前回から順位が2️つアップしました。Z世代での人気が高い女優のひとりです。2024年4月クールは『花咲舞が黙ってない』(日テレ系)で主演。2025年にはNHK朝ドラ『あんぱん』でヒロインを演じます。

第2位:広瀬すず

2位は広瀬すず。1998年6月19日生まれ、静岡県出身。「ミスセブンティーン2012」に選ばれて、2018年まで『Seventeen』専属モデルとして同世代から高い支持を得ました。

2023年3月公開の『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』、6月公開の映画『水は海に向かって流れる』に主演。2025年公開予定の映画『片思い世界』でも主演します。Z世代の中では、10代後半の男女の支持が高くなっています。

25歳人気女優が昨年に続き1位

第1位:橋本環奈

1位は昨年に続いて、橋本環奈です。1999年2月3日生まれ、福岡県出身。2016年に『セーラー服と機関銃-卒業-』で映画初主演。

2023年は春クールの『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)、秋クールの『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ/フジ系)の2本の連ドラで主演。2024年後期のNHK朝ドラ『おむすび』で主演することが決まっています。

全体順位でも10~20代女優の中で1位ですが(芦田愛菜と同スコア)、特にZ世代での支持が高く、10代前半と10代後半の男性、10代後半の女性では50ポイントを越えています。

2024年版【企業のキャスティング担当者必見!】Z世代に支持されている男性タレント&女性タレントBEST10!若い世代ではどのような俳優や歌手、お笑いタレントの注目度が高いのかがわかれば、その年代をターゲットとしているCMや番組・雑誌などを担当し...

文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで女優・女性アイドル・男性俳優の取材や分析を展開。

https://note.com/tokyodiorama

 

前ページに戻る
1 2