2023年の大河ドラマ「どうする家康」とは?
『どうする家康』は戦乱の世に終止符を打ち、江戸幕府を開いた武将・徳川家康の生涯を、独自の視点から描く2023年期の大河ドラマです。まずは、ドラマの大まかな内容や特徴から紹介します。
主人公は「徳川家康」
『どうする家康』は、江戸幕府初代将軍・徳川家康の生涯を描く62作目の大河ドラマです。
制作が発表された当初から、その斬新なタイトルと、主人公・徳川家康を嵐・松本潤が演じるという、意外性のあるキャスティングで大きな話題を集めました。
脚本を担うのはドラマ『相棒』『リーガル・ハイ』や、映画『ALWAYS 三丁目の夕日(2005年)』など数々の人気作を手掛け、稀代のストーリーテラーとも称される古沢良太です。
これまでの大河ドラマとは一味違う、ユニークな人物像の描き方や展開で、多くの視聴者の心をつかんでいます。
波瀾万丈の生涯をコミカルに描くストーリー
徳川家康は三河の小大名の家に生まれ、人質として不遇な幼少期を過ごしながらも、紆余曲折を経て最終的には天下人にまで上り詰めた人物です。
波瀾万丈な人生の中で家康が経験した数々の裏切りや悲痛な別れ、戦いをコミカルに描き出しているのが、2023年の大河ドラマ『どうする家康』にほかなりません。
その斬新なタイトルも、家康の人生に幾度となく訪れた自身と家族・家臣や、領民の運命を左右する決断の象徴と捉えると、ドラマの奥深さをより一層味わうことができそうです。
愛知県が注目のエリアに
『どうする家康』の人気を受け、徳川家康にゆかりの深い愛知県も注目のエリアとなっています。
家康が生まれた岡崎城を中心に広がる岡崎公園では、歴史資料館を改装して『大河ドラマ館』が開館されています。
キャストのサイン色紙や記念撮影に最適な等身大パネル、メイキング映像や小道具など、大河ドラマファンにはたまらない展示品が用意されています。
そのほかにも、地元企業とタイアップしたイベントなども多数開催され、数多くの来場者を迎え大きな盛り上がりを見せています。
2023年大河ドラマのキャスト人気ランキング算出方法
2023年大河ドラマのキャスト人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
2023年大河ドラマのキャスト人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとに、パワースコアを算出したデータから、ランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2023年2月度に行われた調査をもとに作成しています。
2023年大河ドラマのキャスト人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査期間 |
1位 | 阿部寛 | 34.8 | 2023年2月 |
2位 | 北川景子 | 34.0 | 2023年2月 |
3位 | 有村架純 | 30.3 | 2023年2月 |
4位 | ムロツヨシ | 29.5 | 2023年2月 |
5位 | 岡田准一 | 29.0 | 2023年2月 |
5位 | 松本潤(嵐) | 29.0 | 2023年2月 |
7位 | 広瀬アリス | 28.7 | 2023年2月 |
8位 | 松重豊 | 27.6 | 2023年2月 |
2023年大河ドラマのキャスト人気ランキングは、人気の実力派俳優・女優が名を連ねる結果となりました。以下、それぞれの詳しい経歴・魅力を紹介します。
1963年1月生まれ、福岡県出身です。明治大学文学部卒業後、1986年に蜷川幸雄主宰の『GEKISYA NINAGAWA STUDIO』に入団し、演技の道へ足を踏み入れました。
以降舞台をはじめ、ドラマ『孤独のグルメ』シリーズや、映画『アウトレイジ ビヨンド(2012年)』など数多くの人気作で幅広い役柄を演じています。
『どうする家康』では、家康の忠臣・石川数正役を好演しています。
1994年12月11日生まれ、静岡県出身のAB型で、女優・広瀬すずの姉としても知られる人物です。
2008年に女優としての活動を始めると、翌2009年にはファッション誌『Seventeen』の専属モデルに選ばれ、モデルとしてのキャリアもスタートさせました。
ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?(2022年)』や、映画『氷菓(2017年)』など主演も多く、近年特に注目されている女優の1人です。
『どうする家康』では、家康の側室・於愛の方(おあいのかた)役を演じています。
1983年8月30日生まれ、東京都出身のA型です。1997年に俳優活動をスタートすると、1999年には人気アイドルグループ『嵐』の一員としてCDデビューも果たしました。
主な出演作品には、ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-(2016年)』や映画『ナラタージュ(2017年)』などがあります。
2020年12月31日に嵐が活動休止してからは、俳優として活躍の場を広げ、『どうする家康』にて大河ドラマ初出演ながら主演を担う快挙を成し遂げました。
1980年11月18日生まれ、大阪府出身のB型です。1995年に『V6』のメンバーとしてCDデビュー(2021年11月1日解散)すると、1997年に俳優業をスタートさせました。
ドラマ『木更津キャッツアイ(2002年)』『SP 警視庁警備部警護課第四係(2007年)』など、幅広いジャンルのドラマ・映画で活躍しています。
その演技力の評価は高く、映画『永遠の0(2013年)』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しました。
『どうする家康』では、戦国三英傑の1人で家康の同盟相手でもあった織田信長役を演じています。
1976年1月23日生まれ、神奈川県出身です。大学在学中だった1999年に、自ら作・演出・出演を担った1人舞台で俳優活動をスタートさせました。
ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや『大恋愛~僕を忘れる君と(2018年)』、映画『神は見返りを求める (2022年)』など、多くの人気作に出演してきました。ユニークなキャラクターで知られ、バラエティ番組に登場することもあります。
『どうする家康』では、戦国三英傑の1人・豊臣秀吉役を演じています。
1993年2月13日生まれ、兵庫県出身のB型です。2010年、『ハガネの女』でドラマデビューし、NHK連続テレビ小説『あまちゃん(2013年)』で知名度を高めました。
『映画 ビリギャル(2015年)』で、日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞をW受賞するなど受賞歴も多く、実力派の若手女優として注目されています。
『どうする家康』では、主人公徳川家康の妻・瀬名役を演じています。
1986年8月22日生まれ、兵庫県出身のO型です。2003年に、ファッション誌『Seventeen』の専属モデルとしての活動をスタートし、同年『美少女戦士セーラームーン(2003年)』でドラマデビューを果たしました。
以降、ドラマ『家売るオンナ(2016年)』や映画『ファーストラヴ(2021年)』など、多数の人気作に出演してきました。『どうする家康』では、織田信長の妹・お市(いち)役を演じています。
1964年6月22日生まれ、A型です。1983年、大学在学中に男性ファッション誌『メンズノンノ』でモデルデビューすると、1987年には映画『はいからさんが通る』で俳優デビューも果たしました。
ドラマ『TRICK』シリーズや、映画『護られなかった者たちへ(2021年)』など、コメディからシリアスな役まで高い表現力で演じ、確固たる地位を築いています。
『どうする家康』では、戦国最強ともうたわれる武将・武田信玄役を演じています。
歴史上の偉人を違う角度から見てみよう
『どうする家康』は、徳川家康の波瀾万丈な生涯を独自の解釈で描く、2023年期の大河ドラマです。
実力派ぞろいのキャスティングも話題を集めていることから、これまで知らなかった魅力的な俳優・女優を発見するきっかけにもなるでしょう。
ドラマならではの演出を含め、歴史上の偉人を普段とは違った角度から見てみることで、思いがけない新たな発見ができるかもしれません。