元AKB48・大島涼花が女優を志すきっかけになった舞台とは

タレントパワーランキング発・旬の女優インタビュー
大島涼花前編

AKB48から卒業して、女優として個性的な輝きを見せている人は、前田敦子・島崎遥香・川栄李奈など、少なくない。そして、またここにひとり、次世代の女優として注目したい元メンバーが現れた。大島涼花は、2011年、AKB48の13期生オーディションに合格して、2014年には『希望的リフレイン』で初の選抜メンバー入りを果たし、翌年にはチームBの副キャプテンに就任して、後輩メンバーを引っ張った。2017年6月に同グループを卒業した後は、女優として活躍。12月20日に初日を迎える舞台『８』（12月20日～12月24日　東京・中野　ザ・ポケット）に出演するほか、来年１月には舞台『ハンドシェイカー』（1月24日～1月28日東京・渋谷 CBGKシブゲキ!!）への出演も控えている。

PART1　「女優・大島涼花」について
私が一番好きな時間を、みなさんと共有したい

――グループを卒業して、いろいろ変化があるのではないですか。

今までは大人数で活動していたから、ひとりになることがあまりなくて。舞台に出演するときも、まわりにメンバーがいましたし、だから、最初は少し心細い部分がありました。

――卒業後の所属事務所にCandeeを選んだ、決めては何だったのですか？

私はお芝居がしたかったので、「やりたいことをやっていいよ」と今の事務所の方に言っていただいて、自分に合ってるんじゃないかなと感じました。

――演技に関心を持ったのは、いつ頃からですか？

AKB48に入ったときに、「将来の夢は何ですか？」と聞かれて、その頃はAKB48に入ることが夢で、まだその先を考えてなかったので、別になりたいわけではなかったんですけど、何か言わないといけないと思って、「女優です」と言っておこうと思って。でも、『AKB49』という舞台で初めて演技をして、演出家の方や宮澤佐江さん（元AKB48）にいろんなことを教えていただいて、楽しいな、って。歌やダンスとはまた違う楽しさや達成感があることを知ってしまって（笑）、それからはもっと深くやっていきたいなと思いました。

――そして、卒業して女優として歩み出して、今年10月には、舞台『白と黒の同窓会』で主演しましたね。

大和田南那ちゃんだったり、横島亜衿ちゃんや橋本耀ちゃんだったり、元AKB48のメンバーがほかにも出ていましたが、初めてお会いする女優さんもたくさんいたので、どういうふうに接したらいいのかな、って。

――そういうときに、自分から話しかけることができるほうですか？

割とできるほうですね。私も人見知りといえば人見知りなんですけど、相手も人見知りだったときには、自分からぐいぐい行って、質問攻めをして（笑）、共通点を探します。同世代が多かったので、私も負けないように頑張らなきゃなと思いました。年下には割と話しかけられるんですけど、先輩となると人見知りになっちゃいます。こっちからは行けないんですけど、向こうから来てくださると、たぶん、ベタベタします（笑）。

――副キャプテンをやっていたことは、女優になって、役立ってますか？

どうなのかな、役に立ってるのかな（笑）。でも、グループの中で年上になっていくにつれて、責任感が芽生えてきて、今も自分がいい作品にしなきゃ、っていう気持ちは強いです。

――もうすぐ舞台『８』が始まります。

前から私のことを知ってる人も、これから私のことを知る人も、一度は舞台を見に来ていただきたいです。私が一番好きな時間なので、その時間を一緒に共有したいです。