旬の女優インタビュー 桜井日奈子・前篇
累計発行部数350万部を超える佐藤ざくりの人気マンガ（集英社マーガレットコミックス）を実写ドラマ化した恋愛下剋上シンデレラストーリー『マイルノビッチ』が2月12日からHuluで配信スタートされる。
キノコのような髪形と分厚い眼鏡というビジュアルで同級生から「毒キノコ」と呼ばれている主人公の女子高生・木下まいるを演じて神尾楓珠とW主演するのは、ドラマ『ヤヌスの鏡』（FOD／フジ系）や『ふろがーる!』（テレ東系）などでも主演した桜井日奈子。
インタビュー前編ではドラマのみどころや撮影現場の様子などを聞いた。
撮影現場での休憩時間には「音楽係」を担当してました
©HJホールディングス──『マイルノビッチ』に主演することになったときの第一印象は？
今回のドラマはラブコメですが、今までにも何度か演じてきたのでまたラブコメ作品に出演できて「うれしいな」と思いました。台本を読んで、コメディ要素が強めな印象を持ったので、私の得意分野だなと(笑)。
──ラブコメで演じるときに大切にしていることはありますか？
コメディの部分でとことんやって笑わせつつ、キュンとさせる大事なシーンでは見ている方にときめきを感じてもらえるような演技をしないといけないなって。そこを大切にしています。
──今回のドラマの主人公については、どう感じましたか？
まいるちゃんは恋愛経験ゼロで友達もいなかったのが、メイクの力でどんどん変わっていて自信がついていくので、彼女が成長していく姿がこのドラマのみどころの１つだと思います。きれいな女性はみなさん努力していると思うので、努力してきれいになっていくまいるちゃんに共感する人も多いと思います。
──撮影現場は、どんな雰囲気でしたか？
同世代が多いので、みなさんのびのびしていて、和気あいあいとした撮影現場でした。私も主演として何か現場を盛り上げることができないかなと思って、みんなと積極的にコミュニケーションを取りたかったので、音楽係を担当しました(笑)。朝の支度する時間や休憩時間に、その日一緒になった共演者の方が好きな音楽をかける、という役割を私がやってました。大友花恋ちゃんはあいみょんさんの曲を聞くのが好きで、阿久津仁愛くんは清水翔太さんをよく聞いていると言っていたので、最近の若いコはそういう音楽を聞くんだなあと感心してました(笑)。
──桜井さんとそんなに年齢が変わらないと思いますが(笑)。撮影中に監督からは、どんなお話がありましたか？
監督はコミカルな部分はよりコミカルに、という演出をされていて、台本には書いていない監督が思いついたことをその場で「こういうふうにやってみて」と言われることも多かったです。それを私がやって、現場でウケたときには、うれしいですね。
©HJホールディングス──コメディ要素があるドラマで演じるというのは、どうですか？
お笑いが好きで、お笑い芸人さんのラジオもよく聞いているので、コメディは楽しいです。誰かを笑わせて、笑顔になってもらうというのが、好きですね。だから、それに対する恥じらいもないですし、求められればどこまでもやります、っていう覚悟があります。
──桜井さんがこれまでにも数多く演じてきた高校生役ですね。
23歳になってもまだやらせていただいて、うれしいです。今回は高校1年生の役なので、実際の私にとっては7年前のことになって思い出すまでちょっと時間がかかりますが(笑)。いつまでこういうキラキラとした青春ものを演じることができるのか、わかりませんが、お話をいただける限り、やり続けていきたいです。これからは、お母さん役だったり、そのときの年齢に応じたいろんな役も演じていきたいですね。
後編に続く
■Huluオリジナル『マイルノビッチ』
2021年2月１2日からHuluで独占配信開始（全8話）出演：桜井日奈子 神尾楓珠 大友花恋 伊藤あさひ 阿久津仁愛 永岡佑 三浦涼介
原作：佐藤ざくり
脚本：持地佑季子
演出；二宮崇
桜井日奈子（さくらい・ひなこ）
誕生日 1997年4月2日
出身地 岡山県
所属事務所 インセント
公式サイト http://www.incent.jp/incent/talent/sakurai/index.html
公式ツイッター https://twitter.com/hinako_incent
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