ランキング

40代女優の最新タレントパワーランキングTOP20

40代女優タレントパワーランキングの算出方法

40代女優タレントパワーランキングは、株式会社アーキテクトが実施している業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出して作成しました。

パワースコアとは、10~60代男女の回答結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。今回は2024年11月度のデータを中心に前回の8月度調査データも加えて、登録されている40代の女優の中でパワースコアスコアが高い順にランキングをまとめました。年齢は2025年4月1日現在。年齢非公表の女優は除外しています。

なお、俳優の活動よりもバラエティや歌の活動が中心となっている人は除きました。ここでは2021~2025年(今後公開・放送予定作品を含む)に地上波テレビ連ドラのレギュラー出演と映画出演(ナレーション、声優を除く)を合わせて3作品以上のタレントを対象としています。

※タレントの年齢は2025年4月1日時点

女優として急上昇の野呂佳代もランクイン

20位

香里奈

1984年2月21日生まれ、愛知県出身。15歳の頃に地元でモデル活動をスタート。18歳のときに上京して、2001年放送のドラマ『カバチタレ!』(フジ系)で連ドラに初出演。2008年にドラマ『だいすき!』(TBS系)で連ドラ初主演。

最近の女優活動としては2023年1月期の井上真央主演ドラマ『100万回 言えばよかった』(TBS系)にレギュラー出演したほか、同年1月公開の藤ヶ谷太輔主演映画『そして僕は途方に暮れる』に主人公の姉役を演じました。2025年2月8日に、お笑い芸人の宇宙海賊ゴー☆ジャスとともに「モンスターハンターワイルズ」の実況生配信『香里奈と狩りな!』をYouTubeカプコン公式チャンネルで開催しました。

19位

中谷美紀

1976年1月12日生まれ、東京都出身。1993年、ドラマ『ひとつ屋根の下』(フジ系)で女優デビュー。1999年放送の主演ドラマ『ケイゾク』(TBS系)で注目を集めました。

2023年10月期の月9ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(フジ系)で二宮和也・大沢たかおとトリプル主演。2024年4月から日本経済新聞の日曜朝刊内の「NIKKEI The STYLE」で連載中です。

18位

井川遥

1976年6月29日生まれ、東京都出身。1999年度の東洋紡サマーキャンペーンガールとして活躍。その後、女優業にも進出して、2013年にはドラマ『ガラスの家』(NHK)で連ドラ初主演。サントリー「角ハイボール」のCM(2014年~)でも活躍。

2025年2月7日に公開された阿部寛主演映画『ショウタイムセブン』に出演しています。秋公開予定の堺雅人主演映画『平場の月』では、主人公と35年ぶりに再会して心を通わせるようになる相手役の女性を演じます。

17位

安達祐実

1981年9月14日生まれ、東京都出身。2歳のときにモデルデビュー。子役時代には1994年にドラマ『家なき子』(日テレ系)で主演して、高視聴率を記録しました。2022年にNHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で25年ぶりとなる朝ドラ出演。

2024年10月期にドラマ『3000万』(NHK)で主演したほか、『ザ・トラベルナース』(テレ朝系)に看護師役で出演。11月から配信された実写版『【推しの子】』(Prime Video)では漫画家の吉祥寺頼子を演じました。2024年は地上波・配信合わせて計6本の連ドラにレギュラー出演して、精力的な女優活動を見せています。

15位

野呂佳代

15位には2名が同スコアで並んでいます。1983年10月28日生まれ、東京都出身。2006年に2期生としてAKB48に加入。2009年から2012年までSDN48のメンバーとして活動しました。

2023年の『ブラッシュアップライフ』(日テレ系)、2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』、同年4月期の『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジ系)、10月期の『ザ・トラベルナース』(テレ朝系)に出演するなど、このところ女優としても起用が増えています。2025年6月公開予定の西島秀俊主演映画『時には懺悔を』にも出演します。全世代女性の回答に限るとグンと順位が上がって、40代女優8位に入っています。

15位

水川あさみ

1983年7月24日生まれ、大阪府出身。1996年に旭化成「ヘーベルハウス」のCMでデビュー。1998年に内山理名、小池栄子らを輩出した次世代女優発掘ドラマプロジェクト『美少女H』(フジ系)の1作品で主演に抜擢。2008年、『夢をかなえるゾウ』(読売・日テレ系)で連ドラ初主演しました。

2024年4月に公開された映画『霧の淵』に出演。玉山鉄二、櫻井翔らが出演した7月期ドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系)では主人公のジャーナリスト役を演じました。

14位

優香

1980年6月27日生まれ、東京都出身。1997年にスカウトされ、グラビアアイドルとして支持を集め、「癒し系タレント」としてテレビ番組やCMでも活躍を見せます。2000年代に入ると女優としても活躍するようになり、2000年放送のドラマ『20歳の結婚』(TBS系)で主演。

最近では2024年1月期の玉木宏主演ドラマ『ジャンヌの裁き』(テレ東系)で主人公の元妻の新聞記者を演じました。『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレ朝系)のMCでもおなじみです。

13位

江口のりこ

1980年4月28日生まれ、兵庫県出身。柄本明が座長を務める劇団東京乾電池の劇団員となり、2010年に1話5分間のショート・コメディドラマ『野田ともうします』(NHKワンセグ2・Eテレ)で主演。2021年にはドラマ『ソロ活女子のススメ』(テレ東系)で主演しました。

2025年3月7日に公開した笑福亭鶴瓶主演映画『35年目のラブレター』に出演。3月31日にスタートした今田美桜主演のNHK連続テレビ小説『あんぱん』ではヒロインの母親役を演じているほか、4月1日にスタートした多部未華子主演ドラマ『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(TBS系)にも出演しています。

12位

観月ありさ

1976年12月5日生まれ、東京都出身。幼少時からモデルとして活躍して、牧瀬里穂・宮沢りえとともに「3M」と呼ばれ人気を集めました。1992年にドラマ『放課後』(フジ系)で連ドラ初主演。1996年にシリーズがスタートした『ナースのお仕事』(フジ系)でコメディエンヌとしての才能を開花させます。

反町隆史と杉野遥亮がW主演した2024年10月期のドラマ『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』(フジ系)にレギュラー出演。9年ぶりに復活したフジ系「火曜21時枠」のドラマでしたが、この枠はかつて観月の主演作『ナースのお仕事』が放送されたドラマ枠でもあります。2025年1月期はドラマ『雲霧仁左衛門ファイナル』(NHK BS)に出演しました。

11位

MEGUMI

1981年9月25日生まれ、岡山県出身。グラビアアイドルとして雑誌グラビアやバラエティで活躍後、女優にも進出。2020年には映画『台風家族』『ひとよ』での演技が評価されて、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞しました。

2025年1月期ドラマ『それでも俺は、妻としたい』(テレビ大阪・BSテレ東)で風間俊介とW主演したほか、『プライベートバンカー』(テレ朝系)にも出演しました。最近は実業家、映像プロデューサーとしても活躍しています。

3月公開映画主演の仲間由紀恵がトップ10入り

10位

木村佳乃

1976年4月10日生まれ、東京都出身。1996年に『元気をあげる〜救命救急医物語』(NHK)で主演デビュー。当時は、ロンドンで生まれて中学時代はニューヨークで過ごした帰国子女女優として脚光を浴びました。

2024年7月期ドラマ『南くんが恋人!?』(テレ朝系)では主人公・ちよみの母親役を演じました。秋に配信されたドラマ『No Activity』シーズン2(Prime Video)にも出演。『所さん!事件ですよ』(NHK)のMCなど、テレビ番組でも活躍を見せています。

9位

松下奈緒

1985年2月8日生まれ、兵庫県出身。2004年、安倍なつみ主演ドラマ『仔犬のワルツ』(日テレ系)でピアニスト役を演じて女優デビュー。松下奈緒自身も2006年に1stアルバムをリリースして、ピアニストとしてデビューしています。2010年にNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でヒロインを演じて注目の女優に浮上しました。

2024年6月に主演映画『風の奏の君へ』が公開されました。2025年3月1日から2週連続で放送された阿部寛主演ドラマ『水平線のうた』(NHK)で主人公の妻を演じました。

8位

仲間由紀恵

1979年10月30日生まれ、沖縄県出身。1994年に地元・沖縄でオーディションが行われたドラマ『青い夏』(沖縄テレビ)で女優デビュー。2000年放送の主演ドラマ『TRICK』(テレ朝系)で阿部寛とのコンビが人気を集めました。

『相棒』(テレ朝系)に2014年のSeason13から内閣情報官・社美彌子役で出演。2024年10月から2クール放送されているSeason23にも登場しています。『TRICK』の演出を手がけた堤幸彦監督による、2025年3月7日に沖縄先行上映、3月14日に全国公開した映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』で主演。女優・仲間由紀恵の新しい一面が見られる映画として期待されています。

7位

内田有紀

1975年11月16日生まれ、東京都出身。1992年にドラマ『その時、ハートは盗まれた』(フジ系)で女優デビュー。1994年、ドラマ『時をかける少女』(フジ系)で連ドラ初主演。2002年に芸能界を一時引退しましたが、2006年に女優活動を再開。

2024年12月に公開された『劇場版ドクターX FINAL』に出演しました。2025年1月10日公開の『劇映画 孤独のグルメ』に、監督も手がけた松重豊が演じる主人公が迷い込む韓国領の島のコミュニティで暮らすヒロインの志穂役で出演しています。該当タレントに対する関心を示す誘引率が高く、11月度調査の40代女優では4位です(1位は松本若菜)。

6位

松たか子

1977年6月10日生まれ、東京都出身。1993年に歌舞伎座『人情噺文七元結』で初舞台を踏み、1994年に大河ドラマ『花の乱』(NHK)でドラマ初出演。1995年、『藏』(NHK)でドラマ初主演。1997年にCDデビューして、歌手としても活躍中です。

2025年2月7日に主演映画『ファーストキス 1ST KISS』が公開されました。松村北斗と夫婦役を演じて話題を集めています。この映画は、2017年の『カルテット』(TBS系)、2021年の『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジ系)などの主演ドラマでも松たか子とタッグを組んだ坂元裕二が脚本を担当しています。

5位

菅野美穂

1977年8月22日生まれ、埼玉県出身。1993年、ドラマ『ツインズ教師』(テレ朝系)で女優デビュー。1996年に『イグアナの娘』(テレ朝系)で連ドラ初主演。2001年には国仲涼子主演のNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』でメルヘン作家を演じて注目を集めました。

2024年6月公開の大泉洋主演映画『ディア・ファミリー』で主人公の妻を演じました。この映画の原作は清武英利のノンフィクション作品で、浜辺美波と北村匠海が主演した『君の膵臓をたべたい』などを手がけた月川翔が監督を担当しています。

4位

小池栄子

1980年11月20日生まれ、東京都出身。人気グラビアアイドルとして活躍した後、演技派女優に成長しました。2023年、ドラマ『コタツがない家』(日テレ系)で地上波民放GP帯連ドラ初主演。

2024年は7月期ドラマ『新宿野戦病院』(フジ系)で主演したほか、7月から配信開始されたドラマ『地面師たち』(Netflix)にも出演して、女優としての活躍が目立った1年でした。女性全年齢の回答に限ると40代女優2位です。

3位

米倉涼子

1975年8月1日生まれ、神奈川県出身。1992年に「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞。2002年に『整形美人。』(フジ系)で連ドラ初主演。

当たり役となった主演ドラマシリーズの完結編、『劇場版ドクターX FINAL』が2024年12月に公開。幅広い年代で認知度が非常に高く、40代女優2位。パワースコアも、映画公開で注目を集めたことで前回調査(2024年8月)の5位から順位を3つ上げています。

1位・2位はともにホリプロタレントスカウトキャラバン出身女優

2位

深田恭子

1982年11月2日生まれ、東京都出身。1996年にホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRLオーディション」でグランプリに選ばれました。1999年にドラマ『鬼の棲家』(フジ系)で連ドラ初主演。

2024年12月に公開された佐藤健・永野芽郁W主演映画『はたらく細胞』では肝細胞を演じました。認知度・誘引率の両方のスコアが高いことからパワースコア40代女優2位に輝きました。

1位

綾瀬はるか

1985年3月24日生まれ、広島県出身。2000年に開催された「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で審査委員特別賞に輝いて、翌年にドラマ『金田一少年の事件簿』(日テレ系)で女優デビューしました。2004年にはドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)でヒロインを演じ、注目を集めます。

多くの作品で主演して、幅広い年代で支持されています。2025年1月にスタートしたNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で語りを担当し、九郎助稲荷役としても出演。6月に放送開始予定のドラマ『ひとりでしにたい』(NHK)で主演します。

文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで男女俳優・アイドルの取材や分析を展開するほか、テレビ番組や雑誌・Webニュースに分析コメントを提供。ランキング1位となった深田恭子が芸能界入りして初めて受けた雑誌取材を担当したインタビュアーでもある。
https://note.com/tokyodiorama

前ページに戻る
1 2